フードコーディネーター・スパイス香辛料アドバイザーの笠原知子です。桜の開花情報がニュースに流れるようになると、今年の見頃はいつかなぁ…と気になってしまいます。とはいえ、今年もシートの上でお弁当広げて楽しむお花見はちょっと難しいかもしれません…。それでもやっぱり春の訪れを感じながら、お花見の気分を味わいたいですよね。今回はそんな気持ちを詰め込んで、お花見弁当を作りました。
このレシピを試すのにかかる時間
さくらのいなり寿司 30分(炊飯時間を除く)
しば漬けの混ぜご飯おにぎり 5分
にんじんの春巻き 10分
紅生姜と青のりの卵焼き 10分
たけのこと菜の花の白だし煮 15分
肉団子のしそ揚げ 15分
気分だけでも味わえるお花見弁当レシピ
桜の開花情報がニュースに流れますが、今年もいろいろな制約の中でのお花見になりそうですね。
今回は気分だけでも味わえるお花見弁当レシピをご紹介していきます。
菜の花やたけのこなどの春の食材と、桜をイメージできるピンクや赤などの食材を彩りに使いました。
桜の花の塩漬け(製菓材料を扱っているお店などで買えます)は、花見弁当を盛り上げてくれるアイテムですが、ハムを型抜きしたり、薄切りのラディッシュを組み合わせたり、また、柴漬けや桜でんぶなども彩りを添えてくれます。
さくらのいなり寿司
行楽弁当といえば、おにぎりなど食べやすいものがメイン。
稲荷ずしに桜の花びらをのせれば、それ1品でお弁当が華やぎます。錦糸卵をのせたり、桜でんぶをご飯に混ぜたりしても華やかになりますね。
煮た油揚げは余ったら冷凍できます。もちろん、市販の煮てあるいなりあげを使えばあっという間に出来上がります。
材料(8個分)
油揚げ 4枚
A)醤油 大さじ2と1/2
A)砂糖 大さじ2
A)みりん 大さじ2
米 1合
すし酢 大さじ2
白いりごま 小さじ1
桜の花の塩漬け 8個
作り方
① 米は固めに炊いて、熱いうちにすし酢をかけて切るように混ぜ、白いりごまを加える。
② 桜の花は塩を洗い、5分ほど水につけて塩抜きをする。
③ 油揚げは半分に切って破かないように開く。沸騰したお湯に入れて1分位火にかけたらざるにあけて、油抜きをする。粗熱がとれたら、軽く水けを絞る。
④ 鍋に水150ml、Aの調味料を入れて火にかけ、煮立ったら油揚げを入れて汁気がなくなるまで煮る。
⑤ 油揚げが冷めたら軽く汁気を絞り、ふちを少し中に織り込む。すし飯をふんわりと詰め、さくらの花びらを飾って完成。
ご飯の量は少なめの分量です。すし飯に刻んだ桜の花を入れるとさらに風味を楽しめます。