実はできていない人が多い?投資を始める前にやるべき3つのステップ
(画像=『オカネコ』より引用)

【執筆者:ココザス株式会社】
資産形成、転職支援、住宅関係など個人に向けた資産形成コンサルティング事業。今まで投資経験のない人や20~30代のビジネスパーソンをメインに長期的な視点で資産を築くためのサポートを行う。

とりあえず始めるのはNG?投資初心者が最初にやるべきこと

こんにちは、ココザス株式会社のファイナンシャルプランナー(FP)の薗部です。

「老後の生活は大丈夫だろうか?」
「教育資金は大丈夫だろうか?」
金融庁の『老後2000万円問題』は記憶に新しく、お金の不安を抱く人は少なくないでしょう。つみたてNISA、iDeCoで投資を推進するため政府が税制の優遇などを進め、さらにコロナ禍で徐々に投資の意識が高まっています。

しかし、FPとして日々ご相談を承るなかで、最初にやるべきことを見落として投資を始めている人が多くいると感じます。

今回は投資初心者が投資を始める前にやるべき3つのステップを解説します。

①投資を始める前にやるべきこと:家計を見直し無駄な出費を抑える

投資には大きく分けて「自分のお金を使う」場合と、金融機関から融資してもらって「他人のお金を使う」2種類があります。

前者は株式・投資信託・国債など、後者は不動産・太陽光などです。
多くの人は前者の方法で、株式投資や投資信託に投資をします。

つまり、資金がなければ投資はできないということ。
資金に余裕がないと生活を圧迫する可能性もあります。

よくあるパターンが、「周りがやっているから」と自身の現状を把握せず始めてしまうこと。
無闇に投資をするのではなく、まずは現状の支出を見直しから始めてください。
家計簿をつけるまではしなくとも、固定費・変動費・趣味・外食など大きな枠組みで把握しましょう。
数字で把握することで、家計状況が“見える化”するので改善点を見つけやすくなります。
意外と見落としがちなのが、光熱費・携帯代・保険などの費用。最近は格安SIMや大手キャリアの格安料金プランなどが普及していますから、特別なこだわりがなければ切り替えましょう。
また、携帯料金でありがちなのが「サブスクリプション」の料金です。「〇〇日間無料!」というワードに惹かれ登録して解約を忘れる。意外とやりがちなことなのでここも見直しましょう。(私もよくやっていました…)

投資ができる余力を作るために、まず家計の見直しをして管理すること。
余力があればクレジットカードでポイント、マイル還元を狙うという上級テクニックにもチャレンジしても良いでしょう。

②投資を始める前にやるべきこと:最低限の貯金を用意

「家計の見直しもしたし、早速投資をしよう!」

ちょっと待ってください! 貯金はしっかりできてますか?

貯金がない人が投資をすると余裕がないために感情に流されてしまい、投資がうまくいかず生活が圧迫される可能性があります。投資をする前に必ず貯金をしましょう。

よく物価が上がると預金は価値が下がるから投資に回そうと言われます。
確かにその通りです。下記は、日興アセットマネジメントの「物価とお金の関係」を表したグラフです。

3実はできていない人が多い?投資を始める前にやるべき3つのステップ
(画像=『オカネコ』より引用)

引用:物価が上昇するとお金の価値が目減り│いま、知りたい!物価の上昇とその処方箋|日興アセットマネジメント

このようにインフレ(物価上昇)になったとき、お金の価値は下がってしまいます。そのため、インフレリスクに備えるために、預金ではなく、投資しようと言うのです。

しかし、預金には「すぐに使える」という特徴があります。

・病院でお金がかかってしまった
・急遽転勤で引っ越しになってしまった
日々の生活で突然お金が必要になるケースは少なくありません。

社会保障で「高額療養費制度」や「傷病手当金」である程度は補償がでますが、それ以外は自分で賄わないといけません。

そのためにも生活防衛金として必ず貯金をしてください。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」の調査では、20代単身者の預金の中央値は5万円、30代単身者の預金の中央値は77万円。

貯金ができてない人がほとんどです。
最低でも生活費の3か月分は貯金をしましょう。1年分あればかなり安心できます。
ご家族がいらっしゃる方はより多めに貯金して、足りない分は保険で補いましょう。

貯金ができない…その原因は◯◯しているから

相談者の方のなかには「貯金ができません…」という方が結構いらっしゃいますが、その原因はなんでしょうか?

それは「お金の置き場所を一つにしている」からなんです。
私も昔はそうだったんですが、1つの銀行口座にすべてのお金を入れていると、「まだ今月〇〇円使える」と思って、ついつい使ってしまうんですね。

貯金できない人の典型的な例は、「残った分を貯金する」という思考。
これだと本当に貯金ができません。

では、どうすればいいのでしょうか?
簡単です。銀行口座を2つ作ってください。
生活用と貯金用。この2つに分けて、あとは毎月の貯金額を自動送金や会社からの給与振込を分けるなどして強制的に貯金できる状況を作ります。

こうすることによって自分の意思関係なく貯金ができる仕組みができるのでとても楽な上に、浪費癖も徐々になくなってくるのでおすすめです。

③投資を始める前にやるべきこと:投資の目的を設定する

「土台も作ったことだし、これで準備万端!」

ちょっと待ってください! まだ準備があるんです!
投資の目的は決まってますか?
「目的?お金を増やすためだけど…」と思ったら黄色信号です。
初心者がやりがちなミスです。ゴールを決めずとりあえず始める。これでは上手くはいきません。
その投資は「何年後に」「いくら」作りたいのでしょうか?

あなたが関東に住んでいるとして、沖縄に行こうと思ったら移動手段は何を使いますか? 飛行機ですよね。ですが、あなたがしていることは、目的地を沖縄と知らずに車を走らせているようなもの。

老後の生活資金をつくるのであれば、20~30年のスパンで2000〜3000万円が必要。
この計画で「株式投資をやろう」とはなりませんよね?
もちろん投資上級者の方やそれなりに資金余力がある方はいいですが、投資初心者の方であれば少額で取り組め、長期的に大きなお金になる投資信託をすべきです。

逆に「5年で1000万円が欲しい」と思ったら、預金・国債・投資信託などは選ばないで、リスクの高い投資に取り組むでしょう。

目的を決めなければ、コロナショックのように相場が急落したとき、慌てて売却することになる可能性があります。目的なき投資は必ず失敗します。

まずは「何年後」に「いくら」欲しいのかを明確に定めましょう。

ちょっとした不安や悩みもプロにチャット相談してみよう

実はできていない人が多い?投資を始める前にやるべき3つのステップ
(画像=『オカネコ』より引用)

今回ご紹介した3つのステップは、投資をする前の土台づくりです。
まずは、これらを実行してみましょう。

投資の目的設定には、ライフイベント表やライフプランニングが役立ちます。

何年後にいくら必要なのか?
子どもが大学進学する時にはいくら足りないのか?
理想の老後を生活を送るにはどのくらい必要なのか?
などがより明確になります。
「ライフプランを作成してみたい」「投資をしてみたいけど、具体的にどうすればいいかわからない」など不安や悩みがある方は、ぜひ私たちFPにご相談ください。

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