20th Century・井ノ原快彦主演の刑事ドラマ『特捜9 final season』(テレビ朝日系)の最終回が6月11日に放送され、平均世帯視聴率7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人4.3%を記録した。

井ノ原、取締役としての重要ミッション

『特捜9』“拡大なし”で「あっさり終わっちゃった」

 故・渡瀬恒彦さん主演の前身シリーズ『警視庁捜査一課9係』から通算20作目となる『特捜9 final season』は、警視庁捜査一課特別捜査班の主任・浅輪直樹を演じる井ノ原をはじめ、羽田美智子、吹越満、田口浩正、Snow Man・向井康二、深川麻衣、中越典子、原沙知絵といったおなじみのキャストが続投。

 最終回では“大きな事件なし”という異例の展開を見せ、ラストでは浅輪が平和に関するメッセージを送って終了した。

 さらに、終盤に渡瀬さんの写真が登場したほか、過去にレギュラーキャストだった津田寛治、山田裕貴、中村梅雀、レア度の高い遠藤久美子や畑野ひろ子らも出演し、シリーズ終了に相応しいスペシャル感のある内容だった。同シリーズについて、芸能ジャーナリストの竹下光氏が振り返る。

「『特捜9』は渡瀬恒彦さん主演の『警視庁捜査一課9係』からバトンを受け継ぐ形で2018年4月にスタートしました。井ノ原さん演じる浅輪直樹を中心に個性豊かな刑事たちが時にぶつかりながらもチームプレーを駆使して難事件に挑む姿や刑事たちそれぞれが抱える人間模様なども描かれ、視聴者を魅了してきました」

 ネット上では「最後まで居心地の良い刑事ドラマだった。しばらくロスになりそう」「特捜班のみんなが素敵すぎる。正直終わってほしくない」などと惜しむ声が続出。

 一方、最終回も通常の放送時間だったため、「拡大スペシャルじゃないのか。随分あっさり終わっちゃったな」という声や、「なんでこんなに素晴らしいドラマが終了するのか、いまだにわからない」といった声も見られる。

『特捜9 final season』安定して7~8%をキープ