ビジネスシーンでよく使われている「PDCA」ですが、これは自分のキャリアアップにも役立てることができます。どのように落とし込めば良いのでしょうか?
PCDAはキャリアップができる
みなさんはビジネスでよく用いられる言葉「PDCA」という言葉をご存じですか?
意味としては、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善または調整)をそれぞれに差し、業務をどんどん改善していく手法のことを表します。ビジネスシーンや教育の現場など、この用語は幅広く使われていますが、どの業界でも目標を達成するためにはこの「PDCAサイクルを繰り返し回すことが重要」だと言われています。
このPDCAサイクルを自分のキャリアに活用すれば、仕事の内容を振り返る機会が増え、キャリアップに繋がります。具体的にどのように行えば良いのか、紹介していきます。
各段階でするべきこと
Plan=計画
達成したい目標を立てていきます。5W1H(誰が・いつ・どこで・何を・どのように)を意識しながら、具体的な目標を設定しましょう。
例えば「デザイナーになりたい」という大きな目標を立てたとすると、それを達成するための「ポートフォリオを作る」を中間の目標に置きます。さらにそれを達成するためは「半年の間でデザインについて勉強をする」という短期の目標が見えてくることでしょう。目標はこうして細かく、具体的に決めておく必要があります。
特に「いつまでに」の部分は重要で、目標を決める際は必ず期間も設定しておくことをマストにしておきましょう。
Do=実行
計画に沿って業務を実行していきます。
この時に計画や目標達成のために実行できることを、時間や数値などで具体的にToDoリスト化してみると実行しやすくなります。Doは、Planに無理がなければスムーズに進むはずです。
また新たに興味が出てきたものや、自分に足りていないもの、もっと深く知りたいことがあれば、メモなどに残しておきましょう。
Check=評価
Doが終了したら、目標を達成できているかどうかを自己評価します。
達成できた場合はその要因を分析をし、達成できなかった場合は「なぜできなかったのか?」という原因を突き止めます。また、計画を実行したことで、新たに身についた知識、経験、スキルは達成できた・できないに限らず、書き出してみると良いでしょう。
Action=改善
Checkで出てきた課題を改善していきます。実行した経験を踏まえて、良かった点は継続的に行い、悪かった部分はどのように改善するべきかを考えていきます。計画自体を続けるか、内容を変更をするか、中止するかも考慮した上で、次のPlan段階へ進めていきます。
このPDCAを繰り返し行うことで、キャリアアップという大きな目標に繋がっていくのです。