「~ずら」という方言の言葉。このずらという言葉は方言の中でも比較的よく耳にすることの多いものだと言えるのではないでしょうか?そんなよく聞く方言のずらですが、実際にそのずらがどのような意味で使われているかはご存知ですか?今回は、意外と知らないずらの意味をご紹介!

方言の「ずら」って、どういう意味?

みなさん、「~ずら」という方言の言葉を聞いたことがありますでしょうか?方言というのは、実際にその方言が使われている地域に住んでいなければなかなか触れることのないものですよね。それだけに、同じ日本に住んでいる日本人が使う言葉でも方言にはその言葉の意味を知らないようなものも多くあります。

そんな方言の言葉たちに触れる機会があるとすれば、ドラマや映画、バラエティなどといったメディアくらいでしょう。日常的に触れているわけでもなく、自分も使わない方言を知るというのはなかなか難しいかもしれませんが、「~ずら」という方言はなぜだか知っているという人も多いのではないでしょうか?

このずらという方言の言葉は、某ドラマやアニメのキャラクターなんかも使用していましたから、それで知ったという人も少なくないかもしれませんね。

そんな多くの人が聞いたことのあるずらという方言の言葉ですが、実際にその言葉の意味についてはご存知でしょうか?テレビのメディアなんかでよく耳にはするけれど、そう言えばその意味については深く考えたことがなかったな…という人も多いはず。

そこで今回は、よく聞くけど意外とその意味については知らないという人の多い「ずら」という方言の意味や、その使い方についてご紹介したいと思います!同じ日本語でもなかなか知る機会の少ない方言の意味や使い方。この機会に是非その方言について理解を深めてみて下さいね。

雑学!方言の「ずら」を使う地域って、どこ?

ではまず、今回ご紹介する方言のずらという言葉を実際に使っている地域について知っておきましょう。方言のずらという言葉を使っている地域は、主に静岡、山梨、そして名古屋になります。このあたりの地域に友人や親戚がいるという人でしたら、ぽろっと「ずら」を使っているのを聞いたことがあるという人もいるかもしれませんね。

このずらという言葉は、さかのぼること室町時代あたりから使用されていた方言になります。ですから、地域によっては年配の人だけがずらという方言を使っているというところもあります。が、年齢や性別などは関係なく、ほとんどの人がずらを使うという地域もあるのです。

また、このずらという方言の言葉は、同じずらという言葉でも地域によってその意味や使い方が若干異なってくるのです。主に語尾に使われることが多いという点では共通していますが、地域によって違う意味で使っている場合もありますので、誤解を防ぐためにもその違いについて是非知っておきたいところです。

雑学!方言の「ずら」の意味 ~静岡の場合~

ではここからは、各地域によって異なるずらという方言の意味について理解していきたいと思います!各地域のずらの意味として、まずは静岡でのずらの意味から見ていきましょう。

静岡で使われているずらという方言の意味は、おもに推量を意味します。推量というのは何かを予想したり、推測するという意味ですが、そのことから静岡でのずらという方言を標準語に変換するとすれば、「~だろう」といった具合になります。

静岡でのずらという方言が「~だろう」のような推量の意味であるという事は分かっていただけたかと思うのですが、実際にこのずらという言葉を使っているのは、静岡では主に年配の方たちだけなのだそう。

では、ずらを使わない静岡の人たちはどのような方言を使っているのかというのが気になるところですが、ずらを使わない静岡の人たちは「~ら」や「~だら」といった方言を使用しているようです。現在ではこちらの方が馴染み深いという解釈もあるようですよ。

雑学!方言の「ずら」の意味 ~山梨の場合~

方言のずらの意味、お次は山梨でのずらという方言の意味について見ていきましょう。

山梨で使われているずらという方言の意味ですが、静岡と同じく山梨でも「~だろう」という意味で使われています。しかし、同じ「~だろう」でもニュアンスが異なりますので注意が必要なのです。山梨で言うずらの意味は、推量の「~だろう」ではなく、相手に確認をするときに使う「~だろう」の意味なのです。

山梨でも使い方は同じく語尾に使いますので、なかなか見分けかたが難しいですが会話の流れからずらの意味を察知するしかなさそうですね。甲州弁が主に使われている山梨では、さ行の言葉がは行に変換されます。ですので、会話の中でよくある「そうでしょう?」と相手に確認をとりたい場合ですが、この場合は山梨ではさ行をは行に変え、でしょうをずらとしますので、「ほうずら」といった具合になります。

雑学!方言の「ずら」の意味 ~名古屋の場合~

方言のずらの意味、お次は名古屋でのずらという方言の意味について見ていきましょう。

ここでまず疑問が浮かぶ人も多いかと思います。なぜなら、静岡や山梨など県単位でここまでご紹介していたのに、名古屋だけは愛知としていないからですね。この件に関しては、今回ご紹介しているずらという方言の言葉は愛知件の中でも東の部分だけですので、愛知ではなく名古屋としているのです。

名古屋で使われているずらという方言の言葉の意味は、静岡と同じく推量の「~だろう」という意味になります。ちなみに、名古屋でのずらは三河弁に部類されます。この名古屋でのずらという方言の言葉ですが、ずら以外にも「ら」「だら」といった言い方をすることもあるようです。

このように同じずらという方言の言葉でも、地域によってニュアンスや意味に違いがあるということですので、ずらという方言を使う人に出会ったときにはこれらの意味を思い出してみて下さいね。