お金を借りることは、決して悪いことではありませんがあまり知られたくないものですよね。とくに「勤務先には内緒にしたい」という人は多いのではないでしょうか。
会社に内緒でお金を借りるためには、少し工夫が必要です。本記事では、勤め先の会社や同僚に知られずにお金を借りる方法を紹介します。
会社に借り入れがバレる4つの理由
会社に借り入れを知られる主な理由は、次の4つです。
【会社に借り入れがバレる4つの理由】
・在籍確認でバレる
・督促の通知で(電話・郵便)バレる
・滞納し、給与の差し押さえでバレる
・利用シーンを見られてバレる
それぞれ確認していきましょう。
在籍確認でバレる
在籍確認とは、カードローンなどの申込時に申告した勤務先に、申込者が本当に在籍しているかについて確認する手続きです。在籍確認は、貸金業法や業界の申し合わせで定められているため、必ず行われます。
多くの人が気になるのはその方法ではないでしょうか。基本的には、勤務先への電話連絡がなされます。一般的に借り入れの審査に関する電話とは知られないよう、個人名で電話するなどの配慮がなされる傾向があります。
ただし社外からの電話が少ない職場などでは不信に思われ、借り入れを知られてしまうケースが想定されます。会社に内緒でお金を借りたい場合、この電話連絡による在籍確認が大きな懸念事項です。
督促の通知(電話・郵便)でバレる
借り入れの返済が滞るとローン会社は督促を行います。督促の方法は、電話や郵便などで行われますが会社へ直接通知されることは基本的にありません。なぜなら貸金業法第21条で正当な理由なく会社へ連絡することは禁止されているからです。
ただし、ローン会社から督促の通知を無視し続けるなど正当な理由と認められる一定の状態になった場合、会社へ連絡される可能性があります。返済を滞納しないのはもちろん、万が一滞納した場合、ローン会社からの連絡や督促は決して無視しないようにしましょう。
滞納し、給与の差し押さえでバレる
借り入れの返済を滞納し続けると、ローン会社は裁判所に給与の差し押さえを申し立てる可能性があります。給与が差し押さえられた場合、会社はローン会社へ返済のために給与の手取り金額の最大4分の1を直接支払うことが必要です。
会社に借り入れが確実に知られるだけでなく「滞納および差し押さえ」という事実まで知られてしまいます。給与差し押さえは、裁判所を介して行われる強制執行の一つです。一般的な手続きではないため、よほど悪質だと判断されない限り行われるケースは少ないでしょう。
督促の通知と同様、まずは返済を滞納しないようにすることが大切です。仮に滞納してしまった場合でもローン会社と密に連絡をとり、返済についてしっかりと相談しておきましょう。
利用シーンを見られてバレる
借り入れの申し込みやキャッシングの場面などを、会社の同僚などに利用シーンを見られてしまうケースも想定されます。専用店舗へ入るところ、ローンカードや利用明細書などの書類を見られてしまう可能性もあるため、気を付けましょう。
会社にバレる!最大のネックは在籍確認
会社に借り入れを知られる原因はいくつかありますが、やはり会社へ電話連絡される「在籍確認」を懸念する人が多いのではないでしょうか。
上述したように在籍確認は、貸金業法や業界の申し合わせで定められているため、必ず行われる傾向です。しかしその方法までは定められていないため、電話連絡以外の方法で在籍確認がなされる場合もあります。
【在籍確認 電話連絡以外の例】
・社員証のコピーで確認
・健康保険証で確認
・会社の在籍証明書で確認
申し込みの際は、電話連絡以外の方法で在籍確認できないか確認しておくとよいでしょう。
会社に内緒でお金を借りる3つの方法
お金を借りる方法はたくさんありますが、会社に内緒にしたい場合、次の3つをおすすめします。
【会社に内緒でお金を借りる3つの方法】
・消費者金融系カードローン
・銀行系カードローン
・クレジットカードのキャッシング
それぞれ確認していきましょう。
方法1:消費者金融系カードローンを利用する
借り入れを会社に内緒にしたい場合、消費者金融系カードローンをおすすめします。なぜなら消費者金融系カードローンには、利用が会社にバレにくい次のようなポイントがあるからです。
【消費者金融系カードローンが会社にバレにくい理由】
・申し込みがWEBで完結する
・郵便物&カードなしの契約OK
・電話連絡なしor個人名での電話連絡
・申し込みがWEBで完結する
消費者金融系カードローンの多くは、申し込みがWEB上で完結します。専用店舗へ行かずに申し込めるので申し込み場面を同僚に見られる心配がありません。
・郵便物&カードなしの契約OK
WEBで申し込みを完結できる消費者金融系カードローンの多くは、郵便物やローンカードの発行も行いません。そのため郵便物などを見られるリスクを減らすことができます。
・電話連絡なしor個人名での電話連絡
在籍確認については、事前に相談すれば電話連絡以外の方法で在籍確認を行ってくれる可能性があります。また「基本的に電話連絡を行わない」と公言している消費者金融系カードローンもあるため、押さえておきましょう。
仮に電話連絡で在籍確認を行う場合は、ローン会社の名前ではなく個人名で連絡されるのが一般的です。以上の理由から、会社に内緒でお金を借りるなら消費者金融系カードローンが有力な選択肢といえるでしょう。
方法2:銀行系カードローンを利用する
銀行系カードローンも、会社に内緒でお金を借りたいときに検討したい方法の一つです。銀行系カードローンの場合は、銀行名を名乗って在籍確認されるため「借り入れを気付かれやすい」と考える人が多いかもしれません。
ただし、在籍確認の発信元が個人名がよいか銀行名がよいかは、その人の職場によって異なるでしょう。仮に銀行から電話連絡があっても在籍確認と気付かれないこともありえます。
なぜなら銀行はカードローン以外にも信用に関する幅広い業務を行っているからです。銀行系カードローンは、比較的金利が低いメリットもあるため、選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
方法3:クレジットカードのキャッシングを利用する
お金を借りる方法には、クレジットカードに付帯するキャッシング枠を利用する手もあります。これは、ショッピング枠と異なり直接お金を借りられるサービスです。
キャッシング枠を改めて申し込む場合は、在籍確認される場合があります。しかしキャッシング枠は、カード発行時に最初から付帯しているケースも多い傾向です。この場合、すでに審査を終えているので、在籍確認を受けずにすぐお金を借りられます。

【その他、会社に内緒でお金を借りる方法】
上記以外に次のような方法でも会社に内緒でお金を借りられるでしょう。
・質屋でお金を借りる
・親戚・知人にお金を借りる
質屋は、品物の査定でお金を借りるサービスのため、個人の審査や在籍確認もありません。親戚や知人にお金を借りる場合も同様です。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
会社に内緒にしたいときにおすすめの消費者金融カードローン
会社に借り入れを内緒にしたい場合は、消費者金融系カードローンがおすすめと解説しました。ここからは、具体的におすすめの消費者金融系カードローンを紹介します。
SMBCモビット WEB完結なら電話連絡なし
「SMBCモビット」は、WEB完結なら電話連絡がありません。郵便物やローンカードの発行もないため、同僚に利用しているところを見られて借り入れを知られる可能性が低いでしょう。
会社に内緒にしたい場合は、最初に検討したいカードローンです。
【SMBCモビット カードローンの概要】
金利 | 3.0~18.0% |
限度額 | 1万~800万円 |
申し込める方の条件 | 20歳以上74歳以下の安定した収入のある方 |
【SMBCモビット おすすめポイント】
・WEB完結なら電話連絡&郵便物&ローンカードなし
アイフル 原則電話連絡をしていない
「アイフル」も会社に内緒にしたいときに検討したいカードローンの一つです。アイフルは、在籍確認で原則電話連絡していません。申し込みをWEBで完結させることもできその際は郵便物もないことが特徴です。
【アイフル カードローンの概要】
金利 | 3.0~18.0% |
限度額 | 1万~800万円 |
申し込める方の条件 | ・満20~69歳 ・定期的な収入と返済能力を有する人 |
【アイフル おすすめポイント】
・在籍確認で原則電話連絡を行わない
レイクALSA 事前相談で電話連絡なしの可能性あり
「レイクALSA」は、在籍確認で電話連絡を行う可能性があります。しかし事前に専用フリーダイヤルで相談すると、電話連絡に代えて書類による在籍確認を行ってくれる可能性があるため、会社に内緒にしたい場合は、電話連絡以外の方法で在籍確認できないか相談してみましょう。
【レイクALSA カードローンの概要】
金利 | 4.5~18.0% |
限度額 | 1万~500万円 |
申し込める方の条件 | ・満20~70歳以下 ・安定した収入のある人 |
【レイクALSA おすすめポイント】
・電話連絡以外の方法で在籍確認してくれる可能性あり
アコム 事前にコールセンターで要望を伝えられる
「アコム」もレイクALSA同様、事前にコールセンターで在籍確認における要望を伝えられます。電話連絡以外の方法で在籍確認できないか、申し込みの前に相談してみましょう。
【アコム カードローンの概要】
金利 | 3.0~18.0% |
限度額 | 1万~800万円 |
申し込める方の条件 | ・満20~69歳以下 ・安定した収入のある人 |
【アコム おすすめポイント】
・在籍確認について事前に要望を伝えられる
カードローンの会社選び以外に気を付けたいこと
会社に借り入れを内緒にしたい場合、会社に知られにくいカードローンを選択するのもポイントですが、他にも次のように気を付けたいポイントがあります。
絶対に返済を滞納しない
返済を滞納させると、督促などで会社に知られるリスクが高くなります。そのほか滞納すると次のようなデメリットがあるので、絶対に滞納しないようにしましょう。
【返済の滞納によるデメリット】
・カードローンの停止:新たな借り入れができなくなる
・遅延損害金の発生:通常より高い利率で計算されるペナルティ
・信用情報の登録:滞納の事実が記録され、他の審査に悪影響が出る
手続きをできるだけWEBで完結させ、書類を減らす
上述の通り、申し込みをWEBで完結させると郵便物などの書類が少なくなる傾向にあります。同僚に見られてしまうリスクを下げることができるため、できるだけWEBで完結できる申し込みを選択しましょう。
会社に内緒でお金を借りるなら消費者金融系カードローン
在籍確認は、貸金業法や業界の申し合わせにより定められている必ず行われる手続きです。会社に内緒にしたい場合は、電話連絡以外の在籍確認が望ましいでしょう。
消費者金融系カードローンなら電話連絡以外の方法で在籍確認してくれるケースが多いため、おすすめです。本記事で紹介した消費者金融系カードローンを参考にしながら自分にぴったりの方法を検討しましょう。

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