色んなシーンでよく耳にする気遣い・心遣い・気配りですが、それぞれどんな意味があるか考えたことはありますでしょうか?何となく分かっているつもりでも分からなかった気遣い・心遣い・気配りの意味と使い方、更にこれらができる人の特徴を詳しく解説していきたいと思います。
気遣い・心遣い・気配りの違いや意味:はじめに
言われてみれば普段できているかなぁ?と思う単語ばかりです。
改めて、「気遣い・心遣い・気配り」これを再確認してみようと思います。
また、「気遣い・心遣い・気配り」これらができる人は人気があります。
そして、モテる女性・モテる男性であったりもします。
「気遣い・心遣い・気配り」という、人としての三種の神器とも言えそうな考え方や行動、具体的な使い方等を解説していきたいと思います。
プライベートで、仕事で、文章(メール)で、様々なシーンで活躍させることができたら良いなと思います。
気遣い・心遣い・気配りの違いや意味:気遣いの意味
ではまず、「気遣い」の意味から解説していきます。
普段何気なく「気遣い」という単語を使ったり、気遣いしているつもりかもしれませんが、そもそもの意味を再確認してみましょう。
き‐づかい〔‐づかひ〕【気遣い】の意味
1 あれこれと気をつかうこと。心づかい。「どうぞお気遣いなく」
2 よくないことが起こるおそれ。懸念。「情報が漏れる気遣いはない」
引用元: https://dictionary.goo.ne.jp
「気遣い」と「気を使う」の違い
さてここで、「気遣い」と「気を使う」の違いというのが浮上してくるかと思います。
同じように見えて、実は全然違います。
・気遣い さりげなさがある・人に媚びていない
・気を使う 人に対して媚びている感じがする言動
「気遣い」をしてもらうと、何か温かい気持ちになったり感謝の気持ちを持てたりしますよね。
「気を使われる」と、何となく申し訳ないような気持ちになったり、お返しをしなきゃいけないような強制感すら感じてしまいます。
「気遣い」と「気を使う」の違い、何となくイメージできましたでしょうか。
気遣い・心遣い・気配りの違いや意味:心遣いの意味
続いて「心遣い」の意味を解説していきたいと思います。
まず、イメージとして「気遣い」よりももっとソフトな雰囲気がありませんか?
気遣いは仕事などで必須条件のような気がします。
心遣いは、仕事でコレができる人はより一層凄い人というイメージを持たせます。
こころ‐づかい〔‐づかひ〕【心遣い】の意味
1 あれこれと気を配ること。心配り。配慮。「温かい心遣い」2 祝儀。心付け。
「目をかけて、―もせし人を」〈人・梅児誉美・四〉
引用元: https://dictionary.goo.ne.jp
「心遣い」と「気遣い」の違い
どちらも感謝を示す言葉にはなります。でも、微妙にニュアンスが違います。
日本語って難しいですよね。
そのニュアンスの違いを簡単に解説したいと思います。
・心遣い 心を使う・相手のことを一層思う言動
・気遣い 神経を使う・さりげなさがあるが、やや硬い・仕事場などで活躍するスキル
いかがでしょうか?
具体的な使い方については、【気遣い・心遣い・気配りの意味や使い方:心遣いの使い方】にて、詳しく解説したいと思います。
気遣い・心遣い・気配りの違いや意味:気配りの意味
続いて、気配りの意味です。
気配りについては、プライベートなどではもちろん、仕事などのビジネスシーンで活躍しそうな単語ですよね。
それではどういった意味を持っているのか詳しく紐解いていきたいと思います。
き‐くばり【気配り】の意味
[名](スル)あれこれ気を使うこと。手抜かりがないように注意すること。心づかい。配慮。「気配りが行き届く」「会場の設営に気配りする」
引用元: https://dictionary.goo.ne.jp
「気配り」と「心配り」の違い
「気配り」と聞いたら、じゃあ「心配り」との違いは?と出てきます。
こちらも同じようですが、全く違います。その意味の違いを解説していきます。
・気配り 周りの人が失敗をしないように配慮や、予め準備をしておいてあげること。主に仕事場などで活躍する
・心配り 仕事外でも使えるスキル。本当に大事だと思う人に対して行う、さりげない言動など。
このふたつも微妙なニュアンスがあります。
やっぱり、日本語って難しいですね…。
気遣い・心遣い・気配りの違いや意味:意味の違いを更に詳しく
ここまで、「気遣い」「心遣い」「気配り」の意味をひとつひとつ解説してきました。
でも、何となくモヤッとしていると思います。
どうしてかというと、意味の違いが全部微妙なニュアンスばかりだからです。
では、それぞれの使い方を解説…といきたいところですが、その前に、この3つの"決定的"のような違いを紐解いて、次に続く使い方を紹介していきたいと思います。
「使う」と「遣う」の違いが決定権を持っている!?
まず、それぞれの違いの決定権として、「使う」と「遣う」の違いが大きな鍵を握っています。
「使う」は「気を使う」などで使ったりしますよね。
では、それぞれの違いを解説していきます。
・使う 使用する。自分がエネルギーを消費する
・遣う 相手に仕えること。エネルギーを相手の為に役立たせること。
まず、この「つかう」を基本にしてみてください。
「遣う」と「配る」の違いも重要
そして、「気遣い」や「気配り」のように「遣う」と「配る」の意味の違いも重要です。
それぞれを簡単に解説してみます。
・遣う ひとりに対して
・配る 全体に対して
確かに仕事などで、"男性社員や女性社員全員に心遣いをした行動"というようりも、"男性社員や女性社員全員に心配りをした行動"の方が違和感がありませんよね。
こういうイメージです
では、"決定的"な違いを解説していきます。
真ん中に上位と下位を分けるラインを引きます。上位に入るのが「心」で、下位に入るのが「気」です。
下位の方でランク付けをすると、下から、「気を使う」「気遣い」「気配り」。
上位の方でランク付けをすると、下から、「心遣い」「心配り」。
仕事やプライベートなど様々なシーン別で考えることもできるので、一概に正しいとは言えませんが、「気」よりも「心」の方が高いスキルです。
気遣い・心遣い・気配りの意味や使い方:気遣いの使い方
ではそれぞれの使い方を解説していきたいと思います。
まず、「気遣い」の使い方です。
「気遣い」はどちらかというと、仕事で使うシーンが多いと思います。
またメールなどで文章に起こして、目に見える形としての気遣いもできます。
気遣いの仕方がいまいち分からないという人に、メールでの気遣い方法を簡単に紹介致します。
仕事で役立つメールでの「気遣い」文言
いちばん分かりやすい気遣いの使い方はメールです。
どんな文言をメールに詰め込めば、気遣いになるのか具体的に紹介していきます。
・お世話になります
・先日は〇〇〇の件について、ありがとうございました。(大した事でなくても)
・お忙しいところ恐れ入りますが…、もしくは、お忙しところ誠に恐縮ではございますが…
・恐れ入りますが…
といった文言が、「気遣い」の文言になります。
仕事でのメールで取り入れてみてください。メールは目で見える形になりますので、気遣いができるか否かで、仕事が円満にいくかどうかが決まったりします。