1年に1回、誕生月になると日本年金機構から「ねんきん定期便」というはがきが送られてきます。でも見方がよくわからなくて、いつの間にか処分してしまっているという人も多いのではないでしょうか。普段意識することは少ないですが、年金は老後の生活に欠かせない収入源になります。今回は、特にアラフォーが「ねんきん定期便」で確認したいポイントをいくつかご紹介します。

ねんきん定期便を読んで老後の備えの第一歩を

(写真=PIXTA)

年金は老後の生活費の柱

仕事を退職した後の老後の生活費は、主に貯金と退職金、年金で準備することになります。特に、年金は生涯にわたって一定の金額を受け取れるものなので、老後の生活はまずは年金を柱として計算します。

しかし、若いうちは自分の老後の年金といわれても、なかなか自分で調べようとは思わないもの。その点、1年に1回強制的に送られてくる「ねんきん定期便」は、自分の年金情報を確認する絶好の機会といえます。

ねんきん定期便に書かれている情報

50歳未満と50歳以上に届く「ねんきん定期便」は少し内容が異なりますが、今回は50歳未満の方に届くはがきに書かれている情報を知っておきましょう。

表面には、

  • これまでの加入期間
  • これまでの加入実績に応じた年金額と【参考】これまでの保険料納付額(累計額) 裏面には、
  • 最近の月別状況 という項目があります。

    この中で特に見てほしいのが、「これまでの加入期間」に書かれている「受給資格期間」と、「加入実績に応じた年金額」の「老齢基礎年金と老齢厚生年金の合計」、そして裏面の「最近の月別状況」です。

    アラフォー世代はねんきん定期便でここをチェックしよう

(写真=PIXTA)

資格期間が10年以上で年金を受け取れる

2017年7月31日までは、原則として保険料を25年間納めなければ老齢年金を受け取れませんでした。25年はとても長い期間ですので、将来年金をもらえない人(無年金者)が以前からとても大きな問題になっていました。

この問題を受け、2017年8月からは年金の受給資格期間が10年(120ヵ月)以上に変更され、たとえ40代から納め始めても年金を受け取れることができるようになっています。

ねんきん定期便では、「これまでの年金加入期間」の「受給資格期間」が120ヵ月以上であれば、将来年金が受け取れますので、まず確認してみましょう。

遺族年金は25年のまま

2017年の法改正で、老齢年金の受給資格期間が10年に短縮されたのに対し、遺族年金の受給資格期間は引き続き25年のままです。

年金の受給資格期間が25年以上あり、保険料納付済期間と保険料免除期間が全被保険者期間の3分の2以上あれば、遺族年金を受け取ることができます。

ただし、そもそもずっと保険料を払っているのに年齢が若く25年に届かない人が亡くなり、遺族年金が出ないのは不公平です。よって、2026年4月1日まで、直近1年間に保険料の滞納がなければOKという特例もあります。

年金額は忘れずにチェック

当然、自分が将来もらえる年金額の確認は忘れずに行いましょう。30~40代であれば、自分の年金額がとても少ないことにがっかりするかもしれません。しかし、50歳までに手元に届く「ねんきん定期便」に書かれている年金額は、今まで支払った保険料に対する、将来の年金額です。

これからも保険料を払い続けることで、きちんと年金額は増えていきますので、安心してください。また、収入が増えることにより納める保険料が増えれば、さらに年金額を増やすこともできます。

納付もれがないかを確認

最後に、裏面の「最近の月別状況」で、納付状況に間違いないか確認しておきましょう。特に過去1年以内に転職した人は注意が必要です。厚生年金保険の適用事業所の切り替えがあると、納付もれが発生しやすいですし、自営業者になった方などは、被保険者区分の変更のタイミングが合っているのかも含め、しっかりチェックしましょう。

「ねんきん定期便」で自分の老後準備を考えるきっかけに

(写真=polkadot_photo/Shutterstock.com)

今回は誕生月になると届く「ねんきん定期便」でチェックする内容をご紹介しました。

自分の加入状況に誤りがないか、また納付がきちんとされているかを確認することも大切ですが、やはり自分が将来もらえる年金額が一番気になるのではないでしょうか。

そういう人は、「ねんきん定期便」を画像で保存しておき、1年ごとに将来もらえる年金額がどれだけ増えたのか、比較してみるのもよいでしょう。ねんきん定期便が届いたら、自分が納めた保険料が老後にどう返ってくるのかを考えるきっかけにしてみましょう。

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文・松岡紀史(ライツワードFP事務所代表・ファイナンシャルプランナー)

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