“内定ブルー”を助長してしまうもの
さて、この厄介な【内定ブルー】をさらに助長してしまうもののひとつに、●ちゃんねる等に代表されるインターネットの書き込みがあります。
匿名で発言できるインターネットの世界では、感情的な発言や根も葉もない噂が飛び交う危険があります。そういった危険を承知で覗くのではなく、漠然と不安な気持ちのまま、【極悪!!▲▲会社ウラ話】的な掲示板を覗いてしまったために、「内定した会社のことで、ネットにヒドい書き込みがあって、不安になった」というご相談を受けることもあります。
少し厳しいことを言うようですが、インターネットでの悪口にはキリがありません。
ある程度の規模の名の知れた会社なら、悪口掲示板がないほうが不思議なくらいです。
それにいちいち惑わされているようでは、有名な会社には入れなくなりますよ!
また、こういった不安をお持ちになる方に共通しているのが、「最初に転職を希望した時と、内定時とで判断軸がブレる」という傾向です。
自分のご決断に不安を感じたら、この転職で、自分は何を実現したかったのか、もう一度冷静になって振り返って考えてみること、担当されているキャリアコンサルタントととことん話をしてみることをおすすめします。
自分一人で頭の中でグルグル考えていても、なかなか答えが出ないことが、第三者の言葉をきっかけに整理されあっさり答えが出ることもあります。
転職先を紹介してもらうこと、求人票を貰うことだけがキャリアコンサルタントのサービスではありません。遠慮せずに相談してくださいね。
せっかく掴んだ縁やチャンスをみすみす無駄にすることがないようにしたいものです。
そもそも、待ちに待った内定のはずなのに、何故意思決定をしづらいのでしょうか?
代表的な理由は、ずばりこちらではないでしょうか?
第一希望の会社の選考が終わっていないから
第一希望の企業の選考が終わっていないうちに、並行して受験していた企業から内定が出ることもあるでしょう。
あなたが担当して貰っているキャリアコンサルタントが優秀な場合は、複数の企業の選考のペースを考えて、第一希望の企業の結果が先に出るか、他社との選考結果があまり離れたりしないように日程調整を提案していきます。
採用企業とのパイプが太く、大まかな選考期間や採用担当者のペースを熟知しているコンサルタントは、こういった日程調整も提案して来るものです。
しかし、あなたが複数のエージェントを使っていて、それぞれのペース配分がバラバラだったり、そこまで力を持っていないキャリアコンサルタントだったりすると、「内定は出たものの第一希望の面接の進捗は一次面接が終了した段階」等の事態が発生しやすくなります。
第一希望の面接が終わっていないうちに意思決定できないのは無理もないことですが、一方で内定通知をくれた企業を待たせ過ぎてしまうことはマナー違反です。
最悪、「内定企業を待たせ過ぎて内定取り消しされた挙句、第一希望の選考はNGだった」なんていう事態になりかねません。
どんなに待っていただいたとしても、1週間以内に何等かの回答をすべきだ。と覚えておいてくださいね。
それでは、今日はこのへんで。またお目にかかりましょう!
キャリアアドバイザーA
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