貯金がなかなか「続かない」と悩んでいませんか? 貯金が苦手な人がまず目指すべき「貯金額」とは?
「なかなかお金が貯まらない」という人は少なくありません。「貯金は苦手だけど今後は貯めていきたい」と考えているなら、まずは小さな金額の貯金目標を立てて挑戦するのがおすすめです。   この記事では、貯金が苦手な人が最初に目指すべき目標額について解説します。不測の事態に備えて最低限貯めておきたい金額もあわせて見ていきましょう。

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小さな貯金目標を立ててみよう

金融広報中央委員会が2023年に行った調査によると、運用や将来の備えとしての金融資産(預貯金、株式、貯蓄型保険など)がないと答えた人の割合は20代で約4割、30代~50代では約3割となっています。「貯金がない(もしくは少ない)」という人は珍しくありません。
 
しかし、その状況に「将来が不安」「このままではいけない」と危機感を持っている人もいるでしょう。今まで貯金ゼロだった人がこれから貯めていく場合、いつまでにいくら貯めたいか、目標を立ててみるのがおすすめです。
 
目標を設定しておけば、今から毎月いくらずつ貯めていけば達成できそうか逆算できます。目標と現実の差がわかりやすくなるので、「今月は○○費を○○円に抑えよう」など具体的な行動に落とし込みやすくなり、結果として貯金に成功しやすくなります。
 
あとどれくらい節約すればいいのか、逆にどれくらいまでお金を使っても大丈夫なのか、具体的にわかるようになり、家計をコントロールしやすくなる点もメリットです。
 
ただ、最初からあまりに達成するのが難しい貯金目標を立ててしまうと、途中で挫折しやすくなるため注意が必要です。
 
例えば、今まで貯金ゼロの状態だったら、いきなり「100万円貯める! 」ではなく、「まずは5万円貯めてみる」、達成できたら「10万円にチャレンジ」、「次は30万円」など、少しずつステップアップしていくイメージで、ゴールをたくさん設定してみましょう。
 
「達成できた!」という成功体験を何回も積み重ねていくことが大切です。何度も目標をクリアするうちに、貯金に対する苦手意識はやわらいでいくでしょう。
 

「生活防衛資金」という考え方