
▼実家の物置で「鳳凰」の描かれた100円玉を発見! 昔のお金は今も使える? 高く売れる場合もあるの?
レア紙幣の特徴
高額になりやすい紙幣に見られるのは「珍しい記番号(紙幣の表面に印刷されているアルファベットと数字の組み合わせ)」「エラーがある」「古札」といった特徴です。このような特徴がある紙幣は、レアな紙幣の収集を趣味にしている人や投資家にとって魅力的であり、元の金額以上で取引されることが多いでしょう。
珍しい記番号である
今回は「A-A券」と呼ばれる紙幣で、記番号の最初と最後がAで挟まれていました。さらに、数字が「000010」であり、発行順序が早い(10番目)ことが評価され、結果として80倍以上という驚異的な価値をつけることになったようです。
そのほか、レア紙幣と呼ばれる紙幣の記番号の特徴は、以下の通りです。
・ゾロ目(777777など、同じ数字が続く)
・キリ番(100000など、キリがよい数字)
・サンドイッチ番号(200002など、1桁目と6桁目が同じ数字で2~5桁目の数字がそろっている)
・階段番号(123456、876543など、連続して増加あるいは減少する数字)
エラーがある紙幣
製造過程で発生したエラーが残る紙幣も、高い評価を得やすいといえます。代表的なものは以下の通りです。
・耳付き(福耳)
・裁断ずれ
・印刷ミス
・裏写り
・記号違い
耳付き(福耳)とは製造過程でのミスによって、紙幣の端に余分な紙が残っているものです。この部分があることで、通常の紙幣よりもレア度が高まります。中には、数十万円の価値がつく紙幣もあるようです。
また「紙幣の裁断が正確でない」「色抜けや印刷位置のずれがある」「裏面の絵柄が表面に印刷されている」「表裏で異なる記号になっている」といった紙幣も、高値がつくことが多いでしょう。
このようなエラーがある紙幣は、製造過程の中で除外されてしまうため、流通量が少なく、非常に希少性が高いことから手に入れることが難しくなり、価格が上昇しやすくなるといえます。