「キャッシュレスのほうが節約できる」と聞きました。いまだに「電子決済」には抵抗があるのですが、現金よりもお金を使わなくなるのでしょうか?
キャッシュレスに対応可能なお店が増えてきている今、キャッシュレスでの支払いが当たり前になっている人もいるでしょう。支払いをするだけでポイントが貯まるキャッシュレスサービスもあるので「現金払いよりお得」と感じることもあるかもしれません。   しかし、普段現金払いをしている人にとっては「知らず知らずのうちにお金を使いすぎてしまうのではないか」などの不安もあるでしょう。   本記事では、現金派とキャッシュレス派の貯金額を比較するとともに、それぞれのメリット・デメリットについてもご紹介します。

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現金派とキャッシュレス派で貯金が多いのは?

株式会社モデル百貨が2023年に実施した「支払い方法の現金派とキャッシュレス派の現状について」のアンケート調査によると、全年代における現金派の割合は38.9%、キャッシュレス派の割合は61.1%でした。
 
また、毎月の貯金額を比較したところ、現金派の全体平均が2万3918円、キャッシュレス派の全体平均が3万1470円と、キャッシュレス派のほうが7552円多いことが分かっています。年代別の月々の貯金額について、表1にまとめました。
 
表1

現金派 キャッシュレス派
20代 1万8674円 3万1231円
30代 2万158円 2万5371円
40代 2万9456円 3万9282円
50代 2万7808円 3万3726円
60代以上 2万4298円 2万7861円

出典:株式会社モデル百貨「支払い方法の現金派とキャッシュレス派の現状についてのアンケート調査」を基に筆者作成
 
すべての年代でキャッシュレス派のほうが月々貯金に回す金額が多くなっています。
 

キャッシュレスのメリット・デメリット