「テレビ」の「待機電力」はどれくらい? 待機電力を「おさえる方法」についても解説。
テレビの待機電力について気になる方もいるでしょう。待機電力とは、家電製品が電源を切っている状態でも消費する電力のことです。テレビの場合、主電源を切らずにコンセントを差しっぱなしにしていると、待機電力が発生します。   今回は、テレビの待機電力やその削減方法について解説します。ぜひ参考にしてください。

▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介

テレビの待機電力はどれくらい?

一般的に、テレビの待機電力は0.1〜0.3ワットといわれています。これを1日24時間、30日間続けた場合の電気代を計算してみましょう。なお、1キロワットあたりの電気代は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会のデータを基に、31円/キロワットとします。
 
1日の待機電力の消費量は「待機電力(ワット)×時間(24時間÷1000(ワットをキロワットに換算)」で計算できます。先ほどのテレビの待機電力を当てはめると、以下のように計算可能です。

●最小値:0.1ワット×24÷1000=0.0024キロワットアワー
●最大値:0.3ワット×24÷1000=0.0072キロワットアワー

これを1ヶ月に換算すると、0.072〜0.216キロワットアワーが待機電力による消費量となります。
 
この数値から1ヶ月の電気代を計算すると、2〜7円程度、待機電力による電気代がかかることになります。
 

家庭での待機電力が多い機器は?

家庭で待機電力が多いとされる機器は、ガス温水器やテレビ、エアコンなどが挙げられるとされています。
 
ガス温水器では、センサーや制御弁が常に動作しているため、多くの待機状態で電力を消費すると考えられます。
 
テレビの場合、リモコンからの信号や番組表データなどを受信するために、電力が使われているようです。
 
エアコンでは、リモコン操作を受け付ける待機状態や、冷媒(内部の空気を調整するために必要な部分を温めておく仕組み)を余熱する仕組みによって電力が消費されていると言われています。これらの機器の待機電力は少量であっても、長期間使用されることで電気代に影響を及ぼす場合があるようです。
 

待機電力をおさえる方法