スーパーでキャベツが「1玉700円」で売られていて衝撃! もう「もつ鍋」や「お好み焼き」は一般家庭では作れない? このまま価格が高騰し続けてしまうのでしょうか?
冬キャベツがおいしい時期です。もつ鍋やロールキャベツを楽しみたいところですが、キャベツなど葉物野菜の価格が高騰しており、なかなかキャベツに手が出せない現状となっているようです。   スーパーでキャベツの価格を見て、メニューを変更した経験がある人もいるのではないでしょうか?本記事では、キャベツの価格が高騰してしまった原因と、これからの価格がどうなるのかについて予想します。

▼4人家族で食費「月8万円」は高い? 1人当たりの“平均”もあわせて解説

キャベツはどうして高くなった?

農林水産省が2025年1月13日~1月16日の週に行った「食品価格動向調査(野菜)」の結果を見ると、キャベツの価格の全国平均は553円となっています。この価格は、前週と比べると104%と少し高くなっており、平年比では337%です。
 
キャベツの価格が高騰してしまったのは、昨年の夏が猛暑であったことに加えて、12月の低温、雨が少なかったことが影響し、キャベツが小玉傾向となっていることが原因のようです。キャベツの生育の遅れや品質不良が生じたことで、出荷量が減少しているのですね。
 

キャベツの価格高騰はこれからも続く?

キャベツの価格は、このまま上昇し続けてしまうのでしょうか? いつ落ち着くのか心配なところですよね。
 
農林水産省は、キャベツの出荷数量は1月下旬に向けて回復が見込まれるものの平年を下回る見込みと発表しています。価格は平年を上回って推移する見込みのようです。
 
キャベツの全国の市場価格の高値を見てみると、2024年の12月30日は1キログラム648円だったものが、2025年1月27日はキログラム244円と価格が下がっていることが分かります。
 
平年に比べると価格の高騰が落ち着いたとまでは言えませんが、ピークは越えているのではないでしょうか。市場価格が店頭価格にすぐ反映されるわけではありませんが、店頭価格も落ち着いてくると予想できます。
 

代替品やカット野菜を活用しよう