
▼4人家族で食費「月8万円」は高い? 1人当たりの“平均”もあわせて解説
食品の値上がり、実際にどれくらい?
2025年の株式会社帝国データバンクの調査によると、2025年1月から4月までの食品値上げは累計6121品目に達し、1回当たりの値上げ率平均は18%と発表されています。
これらの水準は2024年(17%)と同等かそれ以上の水準で推移する見通しです。加工食品や菓子類、酒類・飲料を中心に、20%を超える大幅な価格引き上げを行う食品が多いことが、値上げ率が高止まりしている要因となっています。
続いては家計への影響を考えてみましょう。家族4人の食費は総務省の2022年家計調査によると1ヶ月あたり約8万4000円から8万8000円程度が平均的です。2025年の食品値上げ率(平均18%)を考慮すると、約1万5000円から1万6000円の増加となる計算になります。
どんな家庭が影響を受けやすい?
食品の値上がりの影響は、家庭のライフスタイルや家族構成によって異なります。
1.子育て世帯
特に牛乳・卵・パン・肉類といった、子どもがよく食べる食品の値上がりが大きいため、影響を強く受けやすいといえます。
2.一人暮らし
一人暮らし向けの小分けパックや冷凍食品も値上げが進んでおり、自炊のコスパが低下しています。結果的に「自炊よりも安いかも…」と外食が増え、さらに食費がかさむケースもあるでしょう。