先日友人の「結婚式」に参列予定でしたが、身内の急な不幸で出席できず…。料理などのお金もかかっているでしょうし、後から「お祝い金」だけでも渡した方がよいでしょうか?その場合はいくら包むべきですか?
株式会社マイナビの「2024年 結婚・結婚式の実態調査」によると、少子化や晩婚化、未婚率の上昇などの影響で挙式数は減少傾向にあるとはいえ、カップルの「約6割」が「結婚式を行った・行う予定」と回答しています。   厚生労働省の「令和5年(2023) 人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、2023年の婚姻件数は47万4717組であることから、1年間に約28万4830組のカップルが結婚式を挙げた、もしくは挙げる可能性があるという計算です。   結婚式に参列する際は、ご祝儀を包むのが慣例となっています。しかし、身内の急な不幸などで出席できなくなった場合は、後から「お祝い金」だけでも渡すべきかどうか、迷う方もいるかもしれません。本記事では、結婚式を欠席した際のご祝儀の取り扱いについて解説します。

▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反?

結婚式を欠席する場合のご祝儀は出席する場合の「3分の1程度」がひとつの目安

結婚式に出席する場合のご祝儀の相場は、新郎新婦との関係によって異なります。
 
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会が実施した「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)」によると、新郎新婦との関係別祝儀額は兄弟姉妹では3万円、叔父・叔母では5万円、従兄弟・従姉妹では3万円、勤務先の上司・同僚・部下、友人でも3万円が最多回答額となっていました。
 
従来、偶数金額は「割り切れる」ため、「別れ」を連想させるとして避けるべきだと考えられていました。
 
しかし、近年では2は「ペア」を連想できることから、2万円のご祝儀でも特に問題ないようです。結婚式を欠席する場合にも、ご祝儀は贈るのが望ましいとされています。結婚式を欠席した場合は、出席する場合のご祝儀の3分の1程度がひとつの目安といわれています。
 
すなわち、例えば友人の場合は、1万円前後が一般的と考えられるでしょう。
 

友人以外の場合はいくら包むべき?