親が亡くなったとき、親のお金で払う予定だった「葬式代」は銀行口座が凍結されたらどうすればよい?
人の死は突然やってくるものです。亡くなられた方が身近な存在であるほど、喪失感と悲しみは増すばかりです。   とはいえ、特に親が亡くなった場合には、生前にお世話になった方々への訃報やあいさつ、葬儀の段取り決め、自治体への届け出などやるべきことが多く、悲しんでばかりいられないのが現状です。そのようななかで、葬式代など「お金」が悩みの種になることもあるかもしれません。   本記事では、相続発生からの流れとともに故人の銀行口座からのお金を引き出したい場合についてお伝えします。それぞれの事情にもよりますが、参考になればと思います。

▼亡くなった母が私名義で「500万円」を遺してくれていた! 名義は自分でも「相続税」はかかる?

親が亡くなった際にやるべきこと

まずは、親が亡くなった直後に行うべきことを順序だてて見ていきましょう。
 
1週間程度の短い期間で、決めることや届け出ることが山積みです。必要書類の確認や期限を確認しつつ効率的に動くことが求められます。慣れない手続きに戸惑うことも多く、可能なかぎり、役割を分担して進めることをおすすめします。
 

亡くなったことを知ったとき~翌日

■死亡診断書の取得
まずは、亡くなったことを証明する「死亡診断書」を取得する必要があります。病院で亡くなった場合には、医師により記載、発行されます。自宅等で亡くなった場合には、警察や医師による確認が必要です。
 
■親族や生前にお世話になった方への連絡
親族や、親と生前付き合いのあった人に連絡をする必要もあります。日頃から頻繁に連絡をとり合っていたり、手帳やエンディングノートがあったりすればよいのですが、離れて生活していた場合には、親の交友関係が分からず苦労することが多いようです。
 
■葬儀社の手配
悲しみのなかでも、病院には長くはいられないのが現実です。安置場所を確保するためにも、搬送できる葬儀社の手配を早急に行う必要があります。
 

死亡後7日以内