
▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反?
姪や甥に渡すご祝儀の相場はいくらか
まずは姪や甥に渡すご祝儀の相場を、一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会が公表する「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)」を基に解説します。
同調査によると、叔父・叔母のご祝儀平均額は8万1629円、最多回答額は5万円でした。また、年代によるご祝儀の平均額を表1にまとめました。
表1
叔父・叔母の年代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代以上 |
---|---|---|---|---|---|---|
平均額 | 2万3571円 | 5万1667円 | 7万9037円 | 7万9039円 | 9万1297円 | 8万909円 |
出典:一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)」を基に筆者作成
年代によって金額に差が出る結果となっており、叔父・叔母の年齢が上がるにつれ、ご祝儀の金額も高くなる傾向にあります。
家族で招待された場合のご祝儀はいくら包めばよいか
家族で招待された場合は、一般的に子どもの年齢によって包む金額が変わるとされています。子ども1人あたりの一般的なご祝儀の金額目安は、以下の通りです。
・小学生:1万円
・中・高校生:2万円
・大学生以上:3万円
子どもの食事代を考えると、大人の3分の1から半額程度の金額がマナーとされているようです。なお、子どもが乳幼児の場合、ご祝儀は用意しなくてよいとされていますが、2000~3000円程度のプレゼントを贈ると喜ばれるでしょう。
夫婦で招待された場合、一般的には連名でご祝儀を包みます。金額は相場の3万円×2人分で6万円ですが、「結婚式において割り切れる数は避けるべき」とされる傾向にあるため、5万円か7万円にすることが多いようです。
家族5人で招待された場合、「夫婦分で用意する5万円か7万円と子ども1人あたり1~3万円」を包むことになるでしょう。子ども3人分の場合、最大9万円の出費になる可能性があります。5人分のご祝儀で15万円程度を準備するケースもあることを把握しておきましょう。