
▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
公営ギャンブルにも管理が必要
前述のように、公共ギャンブルでもうけたお金は、一時所得に該当しますので、確定申告が必要になります。申告のためには、いつ、どこで、どんなレースで、いくら使って、いくら払戻金があったかの記録が必要ですので、しっかり記録を取っておきましょう。
国税庁ホームページで図表1のような集計用フォーマットが提供されているので、活用するとよいでしょう。
なお、外れ投票分(払戻金のないもの)は、受取額・投票額ともに計算に含みません。負け分はまったく考慮されないことも注意が必要です。
【図表1】
払戻金の確定申告方法
年間の払戻金に係る確定申告は次のように進めます。
繰り返しになりますが、外れ投票分(払戻金のない投票)は、受取額・投資額ともに計算に入れられませんので注意しましょう。
1. 払戻金に係る一時所得(B)を算出します
(1) 払戻金に係る年間受取額を算出します
(2) 払戻金に係る年間投票額を算出します
(3) A=(1)-(2)- 50万円を算出します
(4) B=A×1/2 を算出します
2.確定申告を行います
次に確定申告書を作成します。
ただし、上記B(一時所得)がプラスでない場合は、確定申告をする必要はありません。
なお、確定申告書作成にあたっては、国税庁ホームページの確定申告書作成コーナーを利用すれば作成できますが、お近くの税務署に行って申請することでも構いません。