マンションの「家賃」の値上がりが続き、嘆いています。そんな頻繁に値上がりするものでしょうか?
賃貸マンションに住んでいると、家主から家賃の値上げを告知されるケースがあります。家賃の値上げ自体は法で決められた理由にのっとっていれば問題ありませんが、頻繁な値上げは法律違反の可能性があるでしょう。こうした場合、値上げの理由を聞いたり必要に応じて交渉したりといった対応が必要です。   今回は、マンションの賃料が値上げされる理由や、頻繁な値上げが違法になる場合がある理由などについてご紹介します。

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マンションの賃料が値上げされる理由とは

マンションの家賃は、場合によって値上げされることもあります。
 
例えば、物価の上昇により家賃が値上げされることも少なくありません。家賃にはマンションの修繕費や管理費が含まれており、マンションの適切な維持管理のためには欠かせない費用です。物価の上昇により修繕費や管理費が高くなれば、家賃も値上げされる場合があります。
 
総務省統計局の「2020年基準 消費者物価指数 全国 2024年(令和6年)12月分及び2024年(令和6年)平均」によると、2020年を100としたときの2024年時点での総合指数は108.5です。4年間で10ポイント近く上昇しています。
 
また、「住居」のみの指数で比較しても、2024年は103.1と2020年からは3.1ポイント、前年比では0.7ポイントの上昇です。こうした物価の上昇から、家賃も値上げする可能性は十分にあり得ます。
 
物価上昇が理由でなくとも、周囲のマンションの家賃よりも自身のマンションの家賃が安い場合、周囲に合わせる形で値上げするケースもあるでしょう。土地や建物の資産価値そのものが上昇したときも、値上げを告知される場合があります。
 

具体的な理由なく何度も値上げをされることは違法になる可能性も