
▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
ポイ活で得た利益は課税対象になるのか?
ポイ活でためたポイントは、獲得方法や使い道によっては経済的な利益と見なされ、税金がかかることがあります。ただし、すべてのポイントが課税対象になるわけではなく、種類や使い方によって扱いが異なります。
例えば、ポイントサイトのアンケートや広告視聴で得たポイント、アフィリエイト報酬として受け取ったポイント、金融商品の購入に使ったポイントなどは「雑所得」として計上され、金額など一定の条件を満たせば課税の対象です。
一方で、日常の買い物でたまるショップポイントや、特定の店舗のみで使えるポイントは値引きと同じ扱いとされ、税金はかかりません。ポイントの獲得方法や使い方によって税務上の扱いが異なるため、事前に仕組みを把握しておくことが大切です。ポイ活を上手に活用するには、税制のルールを正しく理解し、計画的に管理してください。
ポイ活で確定申告が必要になる基準額
課税対象となるポイントは、一定の金額を超えると確定申告が求められます。申告が必要な基準は、給与所得の有無によって変わります。会社員など給与を受け取っている人は、ポイ活を含む雑所得が年間20万円を超えた場合に確定申告しなければなりません。
一方、専業主婦や個人事業主など給与所得がない人は、雑所得が年間48万円を超えた時点で申告が必要です。雑所得には控除が適用されず、得たポイントの額がそのまま所得として計算されるため注意しましょう。思わぬ税負担を避けるには、ルールを正しく理解し、事前に備えておくことが大切です。