
▼子ども名義の口座に「月3万円」ずつ入金してるけど、将来口座を渡すときに「贈与税」はかかるの? 非課税にすることは可能?
一時払い終身保険はどのような保険か
一時払い終身保険とは、契約時にまとまった保険料を一括で支払い、生涯にわたって保障が続く保険のことです。通常の終身保険とは異なり、月払い・年払いではなく「一時払い」という形では全額一括払いです。これにより、保険料をその後支払う必要がなくなり、保障が一生涯にわたり続きます。特徴としては、次の点が挙げられます。
● まとまった資産を運用できる:一時払いのため、資産を保険の形で効率的に管理できます
● 死亡保険金が非課税枠に適用される:相続時には一定額まで非課税枠があるため、相続税の軽減が期待できます
● 元本保証商品も存在:金融商品としての側面も持ち、元本が保証されるタイプの商品もあります
このように一時払い終身保険は、資産を守りながら次世代に引き継ぐことを目的とした保険です。
一時払い終身保険を相続対策に使うメリット
一時払い終身保険を相続対策として活用するメリットは多岐にわたります。ここではメリットを4点紹介します。
1. 相続税の節税効果が期待できる
相続税は3000万円+600万円×法定相続人の人数まで基礎控除額があります。それとは別に一時払い終身保険は、死亡保険金が相続税の非課税枠の対象です。具体的には、被相続人1人につき500万円×法定相続人の数まで非課税となるため、現金や預金をそのまま相続するよりも税負担を軽減できる可能性があります。