
▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
種類によって差がある!? 事務職の平均年収
「事務職」といっても、業種や企業などによって種類および平均年収は異なります。総務省統計局の「令和5年賃金構造基本統計調査」に記載されている賃金や賞与の情報を基に、事務職の推定平均年収を種類別にまとめると以下の通りです。
・総合事務:510万8900円
・企画事務:645万4800円
・受付、案内事務:321万5800円
・電話応接事務:366万9900円
・庶務、人事事務:493万3800円
ここで挙げた事務職だけでも、平均年収は321万5800円~645万4800円で、種類によって323万9000円の差があります。事務職として現在年収300万円の場合、資格やスキルを習得して、年収アップが狙える可能性は十分にあるでしょう。
事務職で年収アップにつながる資格やスキル
事務職として、今の年収300万円からさらに上を目指したい場合、以下のような資格やスキルを身に付けられるかもしれません。
・簿記
企業の日々の経営活動を記録・計算・整理して、営業成績と財政状態を明らかにする技能です。会計の知識を身に付けることで、幅広い事務職で有利になると考えられます。
・マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
Excel・Word・PowerPointなど、Microsoft Office製品の知識・操作スキルを客観的に評価・証明する資格試験です。実践的なパソコンスキルを証明できます。
・情報処理技術者試験
「情報処理の促進に関する法律」に基づいて、経済産業省が情報処理技術者としての知識や技能が一定以上の水準であることを認定する国家試験です。IT化が進む中、IT業界だけでなくさまざまな業種・職種で欠かせない知識として重宝されると考えられます。
・秘書検定
公益財団法人 実務技能検定協会が実施する、文部科学省後援のビジネス系検定です。電話や来客対応のマナーを始め、正しい敬語の使い方など、オフィスマナーのスキルを証明できます。