令和ロマンの高比良くるまが吉本興業を退社したことについて、先輩の大御所芸人たちが相次いで言及している。「2億4000万円を捨てたことになる」「M-1グランプリ3連覇を狙うと思う」といった気になる発言があったが、その真偽や意図についてお笑い事情に詳しい芸能ライターが解説する。

令和ロマン、高比良くるまが吉本離脱でコンビ活動に暗雲…識者は「粗品や又吉に近い動きになる」と推測

トミーズ雅が独自試算、令和ロマンの“損失”は2億4000万円?

 くるまはオンラインカジノ問題の影響で2月から活動を自粛していたが、4月28日に活動再開を発表。同時に吉本興業からの退社を公表し、その理由が騒動時に会社に無断で謝罪動画を公開したことだったと明かしたうえで、相方の松井ケムリは引き続き吉本所属のままコンビを継続することを報告した。くるまが吉本所属でなくなったことで、令和ロマンは吉本が運営する劇場への出演はできなくなるとみられている。

 吉本の大先輩であるトミーズ雅は、5月3日放送の関西の情報バラエティ『せやねん!』(毎日放送)でこの騒動に言及。『M-1グランプリ』連覇という実績を持つ令和ロマンは、吉本に所属していれば劇場出演や営業などの仕事が潤沢にあるといい、雅によると「年収1200万ぐらいを絶対20年もらえる権利がある」という。くるまが吉本を退社したことによる“損失”として、雅は「(20年でもらえたはずの)2億4000万を捨てたことになる」と独自の試算を出した。

 これを受けて、令和ロマンは8日に公開したYouTube動画で反応。くるまが「“マサ算”によると……」と切り出して「そんな制度が吉本にあったの?」と話すと、松井ケムリが「それは“マサ算”の制度だよ」と返して先輩イジりを展開。くるまは「2億4000万円もあれば家も買えるし、クルーザーも余裕。野球場やライブハウスも作れた」と2億4000万円の“損失”をわざとらしく嘆きつつ、雅の発言について「年収1200万円」が“ぐらい”で「20年」のほうを“絶対”と確定していたことなどをイジり倒した。