
▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
「部長職」の平均年収は「740万円~1320万円程度」
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」より、企業規模に応じた部長職の平均年収を算出したものが表1です。なお元データには十円単位以下の記載がないため、本表は概算となっています。
表1
企業規模 | きまって支給する現金給与額 (A) |
年間賞与その他特別給与額 (B) |
平均年収 (A×12+B) |
---|---|---|---|
10~99人 | 51万3500円 | 123万9400円 | 740万1400円 |
100~999人 | 63万4900円 | 211万5000円 | 973万3800円 |
1000人以上 | 81万400円 | 345万100円 | 1317万4900円 |
企業規模計 (10人以上) |
63万6700円 | 214万6400円 | 978万6800円 |
出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成
部長職の平均年収はおおむね740万円から1320万円程度で分布しており、企業規模が大きくなるほど上昇傾向にあります。また10人以上の企業の総計では平均年収は約980万円となっており、企業全体を俯瞰(ふかん)しても、年収1000万円を達成する部長職はそれなりに在職しているとみてよいでしょう。
「課長」から「部長」に昇進すると「100万円~300万円程度」年収が高くなる可能性
参考までに、課長職の平均年収との差もみてみましょう。表1と同典拠のデータより、課長職の企業規模別平均年収を簡易にまとめたものが表2です。
表2
企業規模 | 課長職の平均年収 (表1と同一の方法により概算) |
部長職との平均年収差 |
---|---|---|
10~99人 | 633万6100円 | 106万5300円 |
100~999人 | 778万3900円 | 194万9900円 |
1000人以上 | 1025万7600円 | 291万7300円 |
企業規模計(10人以上) | 824万3600円 | 154万3200円 |