2025年3月末から始まった、連続テレビ小説『あんぱん』。『アンパンマン』の作者・やなせたかしさんとその妻の暢(のぶ)さんをモデルにしたドラマです。
モデルがいると、ついつい先が気になり史実を調べて比較してしまうのですが、朝ドラはあくまでフィクション。史実を元にしながら、作品としてドラマティックになるよう描かれるものです。
『あんぱん』も、実はモデルになった人々の人生とはだいぶ設定から異なっています。そこで今回は、『あんぱん』の主人公、今田美桜さん演じるのぶさんに注目して、史実との違いと今後の展開を予想してみました。
◆モデルの人生では設定から違っていた!
主人公の「朝田のぶ」は、やなせたかしさんの妻・暢(のぶ)さん(出生時は池田、のちに小松を経て柳瀬)がモデル。『あんぱん』では、やなせたかしさんをモデルとした「柳井 嵩」と幼なじみという設定になっています。
しかし、現実では2人が出会うのは20代後半。暢さんは大阪で生まれ、やなせさんより1つ年上です。すでに、設定の段階でモデルの人々とは全く異なっていたのですね!
とはいえ、暢さんは高知市の女学校の名簿に名前が残っているそうで、父の出身地である高知に暮らしていた時期もあるよう。ひょっとしたら、2人はどこかですれ違ったことがあったかもと思うと、ちょっぴりドラマティックですよね。
◆やなせたかしさんとは前夫との死別後に出会う
今の段階で、のぶと嵩の間柄は幼なじみであり、それ以上の関係ではなさそう(嵩は暢に対して思いがありそうですが…)。では、今後どのような流れで結ばれ、結婚するのでしょうか。