
▼ハンズフリー通話での運転は「違反」になる? ペナルティが発生する場合についても解説
追い越し車線を走り続けるのは「通行帯違反」になる
そもそも「追い越し車線」とは、追い越しのために一時的に走行する車線のことです。そして、道路交通法第20条では、おおまかに以下のように定められています。
・車両は、できる限り左側の車線を通行しなければならない
・追い越しが終わったら、速やかに走行車線に戻らなければならない
つまり、追い越しが終わった後も追い越し車線を走り続けると「通行帯違反」となり、取り締まりの対象になるのです。なお、違反した場合には違反点数1点が加算され、反則金は普通車の場合で6000円かかります。
取り締まりをあまり見かけないのはなぜ?
それでは、なぜ追い越し車線を走り続けている車を頻繁に見かけるのに、あまり取り締まりされている様子を見ないのでしょうか? 考えられる理由を2つ紹介します。
より優先順位の高い違反の取り締まりに労力をかけている
警察が高速道路で取り締まりを行う際、「スピード違反」や「あおり運転」などを重点的に取り締まっている可能性があります。これらは事故に直結する危険性が高いため、警察としても優先度を高くしていることが考えられます。
その場合、追い越し車線を走り続ける車がいたとしても、よほど危険な場合を除き、見逃されることがあるといえるでしょう。