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ハイブリッド車は「温度管理」が重要
ハイブリッド車のバッテリーは、車両の性能や寿命に大きな影響を与える重要な部品ですが、周辺温度が高いと劣化しやすくなるようです。
また、バッテリーが劣化すると、容量の減少により航続距離は短くなるとされています。バッテリー駆動時間が減るため、エンジンの稼働が増え、燃費にも影響が出るかもしれません。ハイブリッド車の性能を最大限に引き出し、長く使うためには、バッテリーの温度管理が重要だと考えられます。
締め切ったガレージにハイブリッド車を置くリスク
高温環境はハイブリッド車のバッテリー劣化を加速させる可能性があるため、締め切ったガレージへの駐車には注意が必要です。事実、ハイブリッド車の取扱説明書にも、満充電状態での高温炎天下での駐車は極力避けるとの記載があります。
特に、夏場の締め切ったガレージでは50度近くまで温度があがるおそれもあり、温度管理に細心の注意が求められます。屋根付きガレージを利用したり換気を意識したりして、ガレージに熱がこもりにくくすることがポイントとなるでしょう。
交換費用は? バッテリーの寿命と相場について
実際に、ハイブリッド車のバッテリーが劣化した場合の交換費用も気になるところでしょう。
トヨタ自動車株式会社のホームページによると、保証期間は新車登録から5年、または10万キロメートル以内となっています。
そのため、この期間または距離の範囲内での不具合であれば、バッテリーも無償交換の対象になると考えられます。なお、保証期間はメーカーにより異なる可能性があるため、あくまで参考程度にしてください。
保証期間を過ぎたハイブリッド車用のバッテリーを交換する場合に関しては、車種によって交換費用は異なる場合があります。
例えば、トヨタ自動車のプリウスの場合、10万〜40万円が、大型セダンのカムリハイブリッドの場合、30万〜50万円が目安のようです。システムの違うホンダのハイブリッド車の場合、フィットHVで約15万円、大型セダンのアコードHVで約43万円ほどとされています。
全体的には、ニッケル水素系のバッテリーだと20万円前後、リチウムイオン系のバッテリーだと20万円以上が相場となる可能性があります。