20代のうちに年収800万円は超えたい!金融業と建設業どちらの方が給料が高い傾向にある?
20代で年収800万円を目指す若者にとって、金融業と建設業のどちらが高収入を得やすいかは気になるところかもしれません。   本記事では、これら2つの業界の平均年収やキャリアパスを比較し、高収入を実現するためのポイントを探ります。

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金融業と建設業の平均年収比較

まず、金融業と建設業の平均年収を比較してみましょう。国税庁長官官房企画課「令和5年分 民間給与実態統計調査」によれば、「金融業・保険業」の平均年収は652万円、「建設業」は548万円となっています。これらの数値から、金融業の方が平均年収が高い可能性があることが分かります。
 
また、求人サイトに公開されているデータによると、業種を細分化した場合、外資系金融の平均年収は約1500万円、生命保険・損害保険は約920万円と、非常に高い水準であるようです。一方、建設業でも専門的な技術を持つ職種などであれば、年収800万円も十分に見込めると考えられます。
 
例えば、ゼネコン(総合建設会社)の一級建築士や技術士など、特定の専門職では年収1000万円を超えるケースもあるようです。
 

金融業界で高収入を得るには? 20代から狙えるキャリアパス

まずは20代全体の平均年収を見てみましょう。前述の国税庁長官官房企画課「令和5年分 民間給与実態統計調査」によれば、20~24歳では267万円、25~29歳では394万円となっており、これはすべての業種を含めた平均値です。これらの数字からも分かる通り、20代で年収800万円に到達するのは、一般的にはかなり難易度が高いといえるでしょう。
 
しかし、金融業界の中には、20代から高収入を狙える職種も存在します。以下のようなキャリアパスが代表的です。
 

(1)投資銀行業務(M&Aや資本市場部門など)