
▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
金融業と建設業の平均年収比較
まず、金融業と建設業の平均年収を比較してみましょう。国税庁長官官房企画課「令和5年分 民間給与実態統計調査」によれば、「金融業・保険業」の平均年収は652万円、「建設業」は548万円となっています。これらの数値から、金融業の方が平均年収が高い可能性があることが分かります。
また、求人サイトに公開されているデータによると、業種を細分化した場合、外資系金融の平均年収は約1500万円、生命保険・損害保険は約920万円と、非常に高い水準であるようです。一方、建設業でも専門的な技術を持つ職種などであれば、年収800万円も十分に見込めると考えられます。
例えば、ゼネコン(総合建設会社)の一級建築士や技術士など、特定の専門職では年収1000万円を超えるケースもあるようです。
金融業界で高収入を得るには? 20代から狙えるキャリアパス
まずは20代全体の平均年収を見てみましょう。前述の国税庁長官官房企画課「令和5年分 民間給与実態統計調査」によれば、20~24歳では267万円、25~29歳では394万円となっており、これはすべての業種を含めた平均値です。これらの数字からも分かる通り、20代で年収800万円に到達するのは、一般的にはかなり難易度が高いといえるでしょう。
しかし、金融業界の中には、20代から高収入を狙える職種も存在します。以下のようなキャリアパスが代表的です。