「風情がある」といって新幹線の車内販売を利用する夫。 私も少し興味があるのですが、具体的にどのようなものが売られているのでしょうか?
車内での飲食は、新幹線で移動する際の家族の楽しみの1つだという場合もあるでしょう。近年、車内販売を見かけることが少なくなったと感じている人もいるのではないでしょうか。乗車前に時間がなかったり、買い忘れたりした際は、今でも車内販売を利用できるのでしょうか。   そこでこの記事では、新幹線の車内販売の現状、山陽新幹線を例に挙げて新幹線ではどのようなものが売られているのかを紹介していきます。

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新幹線の車内販売ってまだあるの?

そもそも、新幹線ではまだ車内販売が実施されているのでしょうか。初めに車内販売の現状を見ていきましょう。
 

車内販売の売り上げは2000年前後がピーク

年々減少している車内販売ですが、売り上げのピークは2000年前後といわれています。駅周辺にはコンビニエンスストアがあり、大きな駅では改札の中にも売店があります。持ち込むものを乗車前にあらかじめ購入する人が増えたことが、車内販売縮小の大きな原因だと考えられます。
 
また、人手不足も車内販売の縮小につながったといわれています。
 

現在はグリーン車のみでの実施が多い

利用客の多い東海道新幹線では、2023年に車内販売は「こだま」を除くグリーン車のみに縮小されました。山陽新幹線でも同様に、2024年から「のぞみ」「ひかり」のグリーン車利用客を対象としたサービスに縮小されているようです。
 
グリーン車でのサービスも、以前のようなワゴン販売ではなく、乗客が座席に設置されたQRコードを読み取って注文し、パーサーが直接商品を届ける形に変更しました。
 
北海道新幹線や九州新幹線でも、すでに車内販売は廃止されており、時代とともに消えゆくサービスになっていることが分かります。
 

山陽新幹線の車内販売を紹介