ドラマ『ホットスポット』(日本テレビ系、日曜よる10時30分~)で角田晃弘が演じる“高橋さん”がツボすぎる!
同作は、ひょんなことから宇宙人と出会った主人公・清美(市川実日子)の日常を描く「地元系エイリアン・ヒューマン・コメディ」。角田=高橋さんはビジネスホテルで働く清美の“ちょっと苦手な先輩”ですが、物語の核となる、ある重要な秘密を持っています。彼を見ていると、改めて俳優・角田晃弘が日本のドラマ界に欠かせない存在になったと感じます。その理由はどこにあるのでしょうか。
※この記事には、ドラマ『ホットスポット』第1話と、『半沢直樹』(2020年)の一部ネタバレを含みます。
◆芸人俳優からドラマ・映画俳優へ。角田晃弘、進化の軌跡
言わずもがな角田は、2009年のキングオブコントで優勝したお笑いトリオ「東京03」のメンバーです。東京03は日常のシチュエーションを描くリアル系コントが人気で、今も単独ライブのチケットは入手困難といわれています。
当初はまだ「芸人さんが俳優をしている」という印象で、芸人としての色の方が濃かったように思います。しかし、大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(2019年)やドラマ『これは経費で落ちません!』(同)などで俳優としての才能を徐々に印象付けていきます。
そして、日曜劇場『半沢直樹』(2020年)、ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(2021年)の2作品をきっかけに、いよいよ“ドラマ界に欠かせない俳優”というイメージへと変化。2023年の映画『怪物』では、喜劇俳優としてだけではない、角田の存在感を発揮しました。