店舗側からクレジットカードの手数料を含んだ金額を請求された場合、店舗へ正直に伝える方法も一つの手です。基本的に、店舗の代表や責任者は規約違反を認識しているでしょう。そのため、規約違反のことを知っている旨を伝えるだけでも、手数料の負担がなくなる可能性も考えられます。
 
また、直接伝える方法が困難な場合は、利用したカードに記載されているカード会社に問い合わせましょう。カード会社に問い合わせれば、規約違反かそうでないかが分かります。同時に、規約違反だと分かれば、カード会社から直接指導があるでしょう。
 
カード会社に連絡する場合は、支払いの際に明細を受け取り、カード手数料が上乗せされていた証拠を残しておくと、万が一情報提示が必要になった場合にも活用できます。
 

クレジットカードの手数料支払いは規約違反に該当する可能性はあるが、法律上違法ではない

基本的に、クレジットカードの手数料で消費者が負担するケースは、分割払いやキャッシング、海外での買い物などです。日常的な買い物や食事で手数料を請求されるケースはほとんどありません。さらに、このようなケースで消費者に手数料を負担させる店舗は、カード会社の規約に違反している可能性があります。
 
もし店舗側から手数料を請求された場合は、直接伝えるかカード会社に連絡していいでしょう。特に、カード会社に伝えれば、直接的なトラブルを防ぎながら、店舗の指導などもしてもらえる場合があります。
 
クレジットカードの利用時に店舗から手数料を請求されることは「普通」ではなく、不当な請求には毅然とした対応が必要です。
 

出典

独立行政法人 国民生活センター クレジットカード利用時に手数料を請求された
株式会社ジェーシービー よくあるご質問 JCBカードで支払うと、手数料がかかると言われました。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー