電車の中で「駅弁」を食べていたら、隣の席の人から「匂いがきついのでやめてほしい」と言われました。「電車内での飲食」は避けたほうがよいでしょうか…?
旅行や出張などで電車を利用する際、駅弁を買って電車内で食べることは、国内旅行における旅の楽しみの一つです。とはいえ、電車内での飲食について、周囲に迷惑をかけることがないか気になる方もいるでしょう。逆に、食べ物の匂いや音に対して敏感な方の場合は、どこまでならマナーとして求めてよいのかを不安に感じることもあるでしょう。   本記事では、電車内での飲食マナーや車内飲食のコストについて紹介します。

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電車内での飲食は避けたほうがよい?

駅弁のような食べ物を電車内で食べることについての賛否はさまざまだと考えられます。
 
日本では、新幹線や長距離特急列車での飲食は、許容されている傾向がありますが、一般の電車や通勤時間帯の混雑する車両では、匂いや音が周囲に迷惑をかける可能性があるでしょう。例えば、ニンニクを使用した料理、揚げ物などは強い匂いが残りやすい傾向があるため、電車内での飲食には不向きといえます。
 
そのため、一般車両では匂いが強い食べ物や食べる音が大きいものは避け、周りの乗客に配慮する意識を持つことをおすすめします。
 

駅弁は旅行や出張の楽しみの一つ

駅弁は、その地域の特産物を取り入れた食文化の一つであり、旅行中の楽しみでもあります。新幹線や特急列車の中で食べる駅弁は、景色を眺めながら食事を楽しめて、旅の特別なひとときとしての価値を持っているといえるでしょう。
 

駅弁の費用相場

電車内で飲食を楽しみたいときは、駅弁や飲み物などにかかる費用は事前に把握しておくことが重要です。駅弁は、その土地ならではの特産品や地元食材を使った豪華な内容が魅力的ですが、通常のコンビニ弁当や飲食店で提供される食事に比べると価格はやや高めに設定されていることが多いです。
 
平均的な駅弁の価格は、1000円~1500円程度で、特に名物や限定の駅弁になると2000円を超えることもあるようです。したがって、旅先でのちょっとした贅沢として駅弁を選ぶ場合、事前にそのコストを予算に組み込んでおくことが必要です。
 
また駅弁だけでなく、飲み物やお菓子、デザートなども購入する場合は、さらに費用がかさむ可能性もあります。飲み物やデザート、お菓子を追加すると、1回の食事代で2000円を超えてしまうことも珍しくありません。
 
また、家族や友人と一緒に旅行する際には、全員分の駅弁や飲み物を購入することになるため、合計額も考慮する必要があります。特に家族旅行の場合、子どもたちのおやつやジュースなどが追加されることで、予想外の出費が発生する場合もあるでしょう。
 
駅弁にかかる費用を抑えるのであれば、事前にスーパーやドラッグストアなどで、お弁当や軽食を購入しておくのがおすすめです。また、飲み物も駅や車両内の自動販売機で買うよりも、スーパーやコンビニであらかじめ購入しておくことで、コストを削減できる可能性があります。
 
電車内での飲食は旅を楽しくする要素ですが、駅弁や車内販売品は割高なことも多いため、しっかりと予算を考えながら計画的に選ぶことが大切です。飲食にかかる費用は、旅の総額に影響する可能性があるため、あらかじめどの程度の出費を見込むかを検討しておくと、予算内で気持ちよく旅行を楽しめると考えられます。
 

車内での飲食はシチュエーションによって判断しよう