Z世代の6割は「私生活の充実」を重視しているって本当ですか? 私の娘も「のんびり働きたい」と言っていましたが、十分に稼げているのか心配です…。
Z世代の約6割が「私生活の充実」を重視していると言われています。この世代は、仕事とプライベートのバランスを大切にし、「のんびり働きたい」という希望を抱いているようです。今回は、Z世代の価値観の変化ついて考えていきます。

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Z世代の特徴

明確な定義はないものの、Z世代とは1990年半ばから2010年代生まれの世代を指します。この世代は情報に多く接しているため、ミドル世代以上とはさまざまな違いが見られます。もちろん個人差はありますが、以下のような傾向が指摘されています。
 

メディアからの距離感

Z世代は、情報収集のスタイルが従来の世代とは異なります。特に、テレビよりもYouTubeやSNSなどのインターネット利用が主流で、特に若い世代ほどその傾向が強いです。
 
この世代は新聞やテレビではなくWebメディアでの情報収集が一般的で、自分にとって有益な情報を得やすくなっています。
 

社会問題への意識

Z世代は、他の世代に比べて社会問題への関心が高い傾向にあります。SDGsなどの環境問題や多様性に関する考え方に早くから触れており、また、東日本大震災などの大きな災害の影響も受けているため、社会的な課題に対して敏感です。
 

Z世代の働き方に関する意識調査

株式会社SHIBUYA109エンタテイメントが運営する若者マーケティング機関「SHIBUYA109 lab.」が行った「Z世代の仕事に関する意識調査」によれば、理想の働き方についての結果は表1の通りでした。
 
表1

理想の働き方
好きなことでお金を稼ぐ 38.9%
場所にとらわれずに働ける 38.7%
週休3日制 34.3%
副業ができる 21.7%
フリーランス・個人事業主として働く 12.9%