加湿器を1ヶ月つけっぱなしにした場合、電気代はどれだけかかる? 水道代は?
乾燥する季節に欠かせない加湿器ですが、つけっぱなしにすることで電気代や水道代が気になる方も多いのではないでしょうか。エアコンやヒーターなどを使う機会が増えることで空気が乾燥しやすくなるため、電気代を抑えつつ効率的に加湿器を運用することが重要です。   本記事では、加湿器を1ヶ月使用した場合の電気代と水道代の目安を解説します。また、節電方法や効率的な使い方も紹介します。

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加湿器を1ヶ月つけっぱなしにした場合の電気代

加湿器には、スチーム式、超音波式、気化式、ハイブリッド式の4種類があります。種類によって消費電力が異なるため、それぞれを1ヶ月(30日)つけっぱなしにした場合の電気代を比較してみましょう。
 
資源エネルギー庁が発表している2022年度家庭向け電気料金単価34/kWhで計算した電気代は、表1の通りです。
 
表1

種類 消費電力 1日の消費電力量 1ヶ月の消費電力量 1ヶ月の電気代
スチーム式 300~800W 7.2~19.2kWh 216~576kWh 7344~19584円
超音波式 20~50W 0.48~1.2kWh 14.4~36kWh 490~1224円
気化式 5~20W 0.12~0.48kWh 3.6~14.4kWh 122~490円
ハイブリッド式 50~100W 1.2~2.4kWh 36~72kWh 1224~2448円

資源エネルギー庁「電気料金の変化」より筆者が作成
 
同じ加湿器でも、スチーム式の電気代が高く、気化式や超音波式は電気代が非常に安くなっています。
 

加湿器を1ヶ月つけっぱなしにした場合の水道代

加湿器の種類ごとの水道代を、東京都水道局の料金表を参考に計算してみましょう。1ヶ月で30立法メートル使用した場合の水道料金は3020円、下水道料金は3280円で合計6300円です。1立法メートルあたりに換算すると、約210円になります。
 
加湿器の水消費量は、種類によって差があるものの、1時間あたり0.2〜0.5リットルのものが一般的です。この水消費量を参考に水道代を計算すると、1ヶ月あたり30.24~75.60円となります。
 
電気代と異なり、1ヶ月間つけっぱなしにしてもかかる水道代は安価であるため、家計への大きな影響はありません。
 

加湿器の電気代を節約する方法