「結婚式を実施しない理由」にはどのようなものがある? 令和の「結婚のあり方」とは
近年、結婚しても結婚式を挙げないカップルが増加しており、結婚の価値観が多様化しているようです。   そこで本記事では、結婚するカップルが結婚式を実施しない主な理由について考察します。令和における新たな結婚のスタイルについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反?

結婚式を実施しない主な理由

令和時代のカップルが結婚式を実施しない主な理由について、見ていきましょう。
 

金銭的理由

結婚式には多額の費用がかかるといわれています。株式会社リクルートが企画運営する結婚情報誌「ゼクシィ」の調査によると、結婚式にかかる費用の全国平均は343万9000円です。平均招待客数が52人であることを踏まえると、ゲスト1人あたりの費用はおよそ6万6000円になります。
 
なお、結婚式の費用は地域差も大きく、最も低い費用である北海道では221万5000円、最も高額である首都圏では374万8000円でした。
 
近年の物価高の影響もあり、一度にこれだけの金額がかかることを考えれば、結婚式ではなく、新婚生活や将来の資金にあてたいと考えるカップルが増えていても不思議ではないでしょう。特に住宅購入や子どもの教育費を考慮して、現実的に判断している可能性があります。
 

面倒くさいと感じている

結婚式の準備には多くの時間と手間、労力が必要だといわれています。招待客のリストアップをはじめ、会場や衣装の選定、式の進行内容など、考えなければならないことが多岐にわたります。
 
一般的に、招待客数が多ければ多いほど自己負担額は少なくなる傾向にありますが、たくさんのゲストを呼ぶことに抵抗を感じるカップルも存在するようです。仕事の付き合いや学生時代の同級生など、どの程度の範囲まで声をかけるか頭を悩ませる方も少なくないでしょう。
 
結婚式を挙げる場合、一般的には半年~1年の準備期間を設けることが多いようです。しかし、仕事をしている方が結婚式の準備に時間を割くのは簡単なことではありません。
 
結婚式を挙げることは「手間がかかる」「準備が大変」というイメージが強く、結婚式を挙げずに籍だけ入れたいと考えるカップルが増えている可能性もあります。
 

目立ちたくない