取引先の「新年会」に招待された際、上司に「お金を包んでね」と言われました。これってマナーなのでしょうか?
取引先から新年会に招待された際に、今回の事例のように、上司から「お金を包んでね」と言われた経験がある方もいるかもしれません。一体どれくらいの金額を包めばよいのか、何を用意すればよいのか、と頭を悩ませた方も多いのではないでしょうか。   本記事では、取引先の新年会でお金を包んだ方がよいのかや、用意するお金の相場などを解説します。ぜひ参考にして、取引先との良好な関係を築きましょう。

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取引先の新年会ではお金を包んだ方がよい?

取引先の新年会に招待された場合、お金を包んだ方がよいかは会社の方針や取引先の慣習によって異なります。お金を包むべきか分からない場合は以下3つを確認してみましょう。
 
まず、会社や取引先の規則を確認しましょう。自社や取引先が金品の受け渡しを禁止している場合があります。禁止している場合は渡さない方がよいため、禁止事項がないか事前に確認しましょう。
 
次に、会費の有無を確認しましょう。会費が明記されている場合は、基本的に会費のみで問題ありません。会費が明記されていない場合は、お金を用意しておくと安心です。
 
また、先輩や上司に相談するのも選択肢のひとつです。「このような場合、お金を包むべきでしょうか?」と素直に尋ねてみましょう。社内の慣習や過去の事例を教えてもらえれば、どう対応すべきか分かります。
 
これらを確認しても明確な答えが分からなかった場合は、どちらにも対応できるようにお金を用意しておくとよいでしょう。
 
仮に取引先の方がお金の受け取りを固辞した場合は、無理やり渡すと失礼にあたります。その場では渡さず、後日お礼の連絡をしましょう。
 

新年会で用意するお金の相場は?

取引先の新年会に招待された際、一般的に5000円~1万円を包むのが適切でしょう。しかし、新年会の規模や内容によっては、1万円以上包んだ方がよいケースがあります。事前に会場や料理などを確認してから金額を決めるのをおすすめします。
 
また、宿泊が必要な新年会で取引先が宿泊費も負担してくれた場合は、料理代に加えて宿泊費も考慮した金額を用意しましょう。日帰りのケースに1万円を追加して、2万円程度が適切といえます。宿泊施設のグレードや取引先との関係性によっては3万円ほど包んだ方がよいケースもあります。
 

お金以外を渡す場合に適している物品は?