1日の食費が「2000円」を超える人はどのくらいいる? 「外食費用」と「普通の食事」の費用差も解説
1日の食費は家族構成や年齢、職業によってもばらつきがあり、1人あたりいくらぐらいが妥当なのか判断に悩む方もいるでしょう。「2000円を超える食費は高過ぎるのでは?」という声も聞かれます。   今回は、家計における1日の食費の平均や、2000円を上回る人がどれくらいいるのかを調査してみました。外食費用の実態についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

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1日2000円を超える人はどのくらいいる?

総務省の「家計調査報告(家計収支編)2023年(令和5年)平均結果の概要」の統計を参考にすると、全世帯における1日の食費の平均は約1086円です。世帯別では、1人あたりでそれぞれ以下の金額になります。
 

● 2人以上の世帯:約994円
● 勤労者世帯:約871円
● 単身世帯:約1546円
● 高齢者世帯(夫婦):約1217円
● 高齢者世帯(単身):約1337円

 
1日の食費が「2000円」というのは、2人以上の世帯や勤労世帯の平均の2倍以上の金額です。その他の世帯の平均からも大きく上回る金額となり、1日2000円を食費に使う人の数はそれほど多くないと考えられます。
 
しかし、単身世帯では食費が高くなる傾向にあるようです。
 

食費が高くなる理由

外食費用は食費の中で増加傾向にあります。総務省の「消費者物価」「家計調査」から第一生命経済研究所が試算した結果、2023年3月時点で前年度比7.6%増でした。
 
特に34歳以下の男性では、食費の約43%が外食に占められおり、物価高騰による影響が大きいことも分かっています。ちなみに一般外食の23品目のうち、外食品目の値上がり幅が大きい食品は「ハンバーガー」「フライドチキン」「すし」「ピザ」「コーヒー」です。
 
単身世帯の34歳以下の男女は交友関係などで外食の機会が多く、世帯を問わず外食の機会が増えた場合、1日の食費は1人あたり2000円を超えることもあるでしょう。
 

外食にかかる費用はいくらが相場?