学資保険は、子どもの教育資金の準備、契約者(親)に万が一のことが起きた場合の子どもの養育資金の確保を目的とした保険です。子どもの学齢期や満期時(15歳、18歳、20歳、22歳など)に祝金や満期保険金などを受け取り、学校の入学金などに充当することができます。
 
学資保険は通常、父親または母親のいずれかが契約者、子どもが被保険者となり、親子で加入する保険です。支給される給付金、保険金は次のとおりです。
 
(1) 祝金
学校入学時などに、祝金を受け取れます。
 
(2) 育英年金
学資保険の中には、契約者(親)に万が一のことがあった場合、保険期間中は毎年子どもが養育年金を受け取ることができるもの(育英年金付学資保険)があります。また、その場合、その後の保険料は払込免除となります。
 
(3) 死亡保険金
子どもが死亡した場合、死亡保険金を受け取ることが可能です。ただし、子どもの死亡保障を目的とした保険ではないため、保障は通常少額です。
 

まとめ

本記事では貯蓄と保障機能を兼ね備えた生命保険の種類と用途について、学資保険・養老保険・個人年金保険を例に挙げて説明しました。本記事を参考に自分にあった生命保険に加入し万が一の場合に備えておきましょう。
 
執筆者:浦上登
サマーアロー・コンサルティング代表 CFP ファイナンシャルプランナー

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