
▼毎日「8時50分」から朝礼が! 定時は9時だけど「残業代」は請求できる?「義務」か判断するポイントとは?
新年早々の退職代行利用が話題に
2025年に入ってすぐ、退職代行サービスの利用が過去最多となったことがネットニュースなどで話題になりました。特に年末年始は「心機一転」や「新しい職場での再スタート」を目指して退職を決意する人が多いといわれています。
その中で、引き継ぎをせず突然退職するケースも少なくなく、その場合は残された同僚に多大な負担がかかってしまいます。
業務量が1.5倍に増える現実
「引き継ぎがない退職」の最も大きな影響は、残された人の業務量が一気に増加することです。特に少人数の職場では、残った社員が引き受ける負担の割合が大きくなります。
業務量が増え、その分残業時間が増えた場合、残業代が増えてうれしいという人もいるかもしれません。しかし、中には残業代が出なかったり、時間内での業務完了を強制されたりすることもあります。
このような状況では、残された社員に疲労やストレスがたまりやすくなります。また、業務量増加に対する報酬が適切に支払われない場合、さらなる不満が募るのも当然です。モチベーションも下がり、退職を考えるのも自然な流れともいえるでしょう。