同僚が「退職代行」を使って退職→業務量が「1.5倍」になっても人員補充はないけど、手取りは18万円で変わらない! 交渉すれば「給与」は上がる? ポイントを解説
退職代行を利用する人が増加しています。退職代行サービスの「モームリ」によると、2025年1月6日の1日の依頼者数は過去最高となる256件を記録したそうです。   退職代行を利用する人がいると、その人がしていた業務を他者が引き継ぎなしに負担しなければならないこともあります。中には、そのあおりを受けて自分の業務が急激に増え、「給与は変わらないのにつらい。辞めたい」と感じる人もいるかもしれません。   どうすべきか、本記事で解説します。

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新年早々の退職代行利用が話題に

2025年に入ってすぐ、退職代行サービスの利用が過去最多となったことがネットニュースなどで話題になりました。特に年末年始は「心機一転」や「新しい職場での再スタート」を目指して退職を決意する人が多いといわれています。
 
その中で、引き継ぎをせず突然退職するケースも少なくなく、その場合は残された同僚に多大な負担がかかってしまいます。
 

業務量が1.5倍に増える現実

「引き継ぎがない退職」の最も大きな影響は、残された人の業務量が一気に増加することです。特に少人数の職場では、残った社員が引き受ける負担の割合が大きくなります。
 
業務量が増え、その分残業時間が増えた場合、残業代が増えてうれしいという人もいるかもしれません。しかし、中には残業代が出なかったり、時間内での業務完了を強制されたりすることもあります。
 
このような状況では、残された社員に疲労やストレスがたまりやすくなります。また、業務量増加に対する報酬が適切に支払われない場合、さらなる不満が募るのも当然です。モチベーションも下がり、退職を考えるのも自然な流れともいえるでしょう。
 

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