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子どもに経済的援助をしている家庭はどれくらい?
一般社団法人信託協会によると、子どもに経済的援助をしたことがある糧は、全体の51.3%にのぼりました。
年代別に見ると、40代の親による援助率が53.3%と最も高く、80代が49.3%と最低でした。それでも平均では過半数の親が援助をしています。
援助の内容を表1にまとめました。
表1
費目 | 全体に対する割合 |
---|---|
結婚関連 | 35.2% |
レジャー | 26.6% |
子育て | 25.3% |
保険・医療 | 21.7% |
妊娠・出産 | 12.5% |
その他生活費 | 56.3% |
その他 | 8.4% |
出典:一般社団法人信託協会「結婚・子育て支援信託に関する調査(2024) 結果報告書」を基に筆者作成
結婚や出産など特別なイベントでの経済的援助だけでなく、生活費やレジャー費など日常生活での出費をサポートする親も少なくないようです。実際、生活費をサポートしている親は56.3%と過半数います。
しかし、仕送りしているからといって、親世帯の経済事情が裕福とは限らないでしょう。今回のケースのように「カツカツ」の状態でも仕送りしている家庭が一定数いる可能性はあります。