
▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
「7割以上」の企業が「初任給」を引き上げ
株式会社産労総合研究所が実施した「2024年度 決定初任給調査」によると、2024年4月新入社員の初任給を前年度から引き上げた企業は、75.6%(前年度68.1%)に上りました。これは1997年度の調査開始以降で最も高く、27年ぶりに70%を超えています。
一方、据え置いた企業は16.5%(前年度28.9%)で、引き下げた企業はありませんでした。初任給を引き上げた理由で最も多いのは「人材を確保するため」で、73.5%(前年度70.2%)となっています。次いで「在籍者のベースアップがあったため」が43.4%(前年度49%)、「初任給の据え置きが長く続いていたため」が7.5%(前年度12.2%)です。
なお、初任給を据え置いた理由としては、「現在の水準でも十分採用できるため」と「在籍者のベースアップがなかったため」が共に27.9%でした。初任給は増加傾向にあることが分かります。