「署名用電子証明書」「利用者証明用電子証明書」のパスワードを忘れてしまった場合、自身の住民票のある市区町村窓口で、再設定の手続きを行う必要があります。その際には、本人であることを確認するために顔写真の付いた公的証明書の提示が求められます。
パスワードを間違えて入力しロックが掛かってしまった場合にも、同様の手続きが必要です。ロックが掛かるのは、署名用電子証明書が5回、利用者証明用電子証明書が3回連続で間違えた場合です。なお、再設定の手続きの手数料は無料となっています。
スマートフォンアプリを使ってコンビニエンスストアで初期化する
署名用電子証明書か利用者証明用電子証明書のどちらかが分かる場合は、スマートフォンアプリを使ってコンビニエンスストアのキオスク端末(マルチコピー機)で初期化・再設定することも可能です。
まずは、地方公共団体情報システム機構公的個人認証サービスポータルサイトで公開されているスマートフォンアプリをダウンロードします。手順は、コンビニエンスストアに設置されているキオスク端末によって異なります。
ポータルサイト内に書かれている店舗別の手順に沿ってアプリとキオスク端末を操作し、初期化および再設定しましょう。この方法で初期化する場合でも、手数料はかかりません。
マイナンバーカードをなくした場合はどうする?
マイナンバーカードをなくしたり盗まれてしまった場合、第三者に悪用される可能性があるため、なるべく早い段階で機能停止を依頼するべきかもしれません。マイナンバーカード総合サイトで紹介されているマイナンバー総合フリーダイヤルに、原則として本人が連絡しましょう。
さらに、警察に遺失届・盗難届を提出します。カードが見つかった場合は、居住する市区町村にカードを持参し、機能停止の解除を依頼することで、これまで通り使用可能です。見つからずに再交付を依頼する場合は、市区町村窓口で再交付を依頼します。再交付を依頼しつつ、紛失したカードの廃止手続きも実施しましょう。