「飛行機の整備士」はどれくらい稼げるの? 「自動車整備士」との「年収」を比較
「飛行機の整備士」は、自動車整備士と比べると年収はどれくらい違うのか気になるという人もいるでしょう。そこで今回は、飛行機整備士と自動車整備士の年収などについて解説します。

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飛行機の整備士はどれくらいの年収を稼げる?

ある航空会社によると、飛行機整備士のモデル年収は「職歴8年・30歳の職員で約490万円」「職歴13年・35歳の職員で約570万円」とされています。また令和5年の賃金構造基本統計調査によると、飛行機整備士の全国平均は「605万7100円」です。
 
一方で、国税庁によると日本の平均年収は「460万円」となっており、経験を積むことで日本の平均年収以上の収入を得られる可能性があります。
 

飛行機整備士と自動車整備士の年収を比較

飛行機整備士と自動車整備士の年収などの比較は、表1の通りです。
 
表1

飛行機整備士 自動車整備士
平均年収 605万7100円 487万5600円
平均月収 36万2100円 33万700円
平均賞与 171万1900円 90万7200円
就業者数 6万740人 19万9160人
平均年齢 42.0歳 40.2歳
平均勤続年数 15.7年 14.2年
月間平均労働時間(残業含む) 173時間 183時間

※e-Stat 政府統計の総合窓口「令和5年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成
 
飛行機整備士と自動車整備士の平均年収を比較すると、飛行機整備士の方が118万1500円多い結果となりました。平均月給の差は3万円程度ですが、ボーナスに80万円程度の差があり年収の違いに影響している可能性があります。
 
一方で月間の平均労働時間を比べると、年収が少ない自動車整備士の方が10時間長くなっています。
 
また、自動車整備士は就業者数が19万9160人に対して飛行機整備士は6万740人となっており、就業者数が3分の1程度と圧倒的に少ない点が特徴だと考えられます。
 

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