
▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
飛行機の整備士はどれくらいの年収を稼げる?
ある航空会社によると、飛行機整備士のモデル年収は「職歴8年・30歳の職員で約490万円」「職歴13年・35歳の職員で約570万円」とされています。また令和5年の賃金構造基本統計調査によると、飛行機整備士の全国平均は「605万7100円」です。
一方で、国税庁によると日本の平均年収は「460万円」となっており、経験を積むことで日本の平均年収以上の収入を得られる可能性があります。
飛行機整備士と自動車整備士の年収を比較
飛行機整備士と自動車整備士の年収などの比較は、表1の通りです。
表1
飛行機整備士 | 自動車整備士 | |
---|---|---|
平均年収 | 605万7100円 | 487万5600円 |
平均月収 | 36万2100円 | 33万700円 |
平均賞与 | 171万1900円 | 90万7200円 |
就業者数 | 6万740人 | 19万9160人 |
平均年齢 | 42.0歳 | 40.2歳 |
平均勤続年数 | 15.7年 | 14.2年 |
月間平均労働時間(残業含む) | 173時間 | 183時間 |
※e-Stat 政府統計の総合窓口「令和5年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成
飛行機整備士と自動車整備士の平均年収を比較すると、飛行機整備士の方が118万1500円多い結果となりました。平均月給の差は3万円程度ですが、ボーナスに80万円程度の差があり年収の違いに影響している可能性があります。
一方で月間の平均労働時間を比べると、年収が少ない自動車整備士の方が10時間長くなっています。
また、自動車整備士は就業者数が19万9160人に対して飛行機整備士は6万740人となっており、就業者数が3分の1程度と圧倒的に少ない点が特徴だと考えられます。