処方箋がなくても薬を買える? 「零売薬局」って一体何?
医療機関を受診せずに医療用医薬品を購入したい方もいるでしょう。   病院での待ち時間や診療費を軽減したい場合「零売薬局」の利用が選択肢の一つとなるかもしれません。本記事では、零売薬局の仕組みや利用方法について解説します。医療用医薬品の購入を検討される際のご参考にしてください。

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「零売薬局」とは

零売薬局は処方箋なしで医療用医薬品を購入できる薬局です。購入者が自分の症状を判断できる場合、薬剤師が実施するヒアリングのもと必要最低限の薬を購入できる仕組みとなっています。
 
ただし、すべての医療用医薬品を購入できるわけではありません。医療用医薬品は、2種類に分類されています。処方箋が必要とされる「処方箋医薬品」と、状況により処方箋なしでも購入できる「処方箋医薬品以外の医療用医薬品」です。
 
零売薬局では「処方箋医薬品以外の医療用医薬品」を取り扱っています。医療用医薬品全体の約30%にあたる7000品目ほどが対象で、薬剤師が販売の可否を判断し、必要な数量だけを小分け販売しています。
 

零売薬局を利用するメリット

零売薬局を利用するメリットは以下の3つです。


・市販薬よりも高い効果が期待できる
・薬代をおさえられる
・薬の購入に時間をかけずに済む

1つずつ解説します。
 

市販薬よりも高い効果が期待できる

零売薬局では、医療用医薬品を購入可能です。これには、解熱鎮痛剤や胃腸薬、ステロイド外用薬などが含まれます。この医療医薬品は、一般的な市販薬(OTC医薬品)と比較すると、より高い効果が期待できる可能性があるようです。
 
高い効果が期待できる理由は、病院で処方される薬と同じ医薬品を取り扱っているためとされています。市販薬では効き目を感じにくい人にとっては、大きなメリットといえるでしょう。
 

薬代をおさえられる