
▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
年収1000万円越えは全体のたった5.5%
国税庁が公表している「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円を超える人は、日本の給与所得者全体のわずか5.5%です。かなり少ないと感じた人もいるのではないでしょうか。
男女別の内訳では、顕著な差が見られます。男性は1000万円を超えている人が8.6%おり、そのうち6.3%が1000万円超~1500万円の範囲に集中しています。女性は1000万円を超えている人が1.4%と、男性と比べて大幅に低い割合となっています。
この差は、女性に時短勤務やパート勤務の人が多い影響があるのかもしれません。
日本の年収分布
国税庁の同調査によると、令和5年の日本の給与所得者の平均年収は460万円です。つまり、年収1000万円超えの人は平均の2倍以上を稼いでいるということになります。また、年収は年齢とともに上がる傾向があり、ピークは55歳~59歳で、その後は下降に転じています。
ただし、平均年収は一部の高収入者の影響を受けるため、実態を正確に反映していない可能性があります。そのため、具体的な年収分布や業種別の収入状況を理解することが重要です。
年収ごとの割合
国税庁の同調査を基にした、年収ごとの全体の給与所得者分布は以下のとおりです。
・100万円以下:8.1%
・100万円超~400万円以下:42.6%
・400万円超~700万円以下:33.3%
・700万円超~1000万円以下:10.4%
・1000万円超~2500万円以下:5.2%
・2500万円超:0.3%