家まであと5分のところで車のタイヤがパンク…!帰って修理すればいからと「走らせ続ける」のはアウト?
外出中に車がパンクしていることに気がつくと、どうしたらいいのか分からなくて困ることもあるでしょう。中には「とりあえず家まで運転して修理すればいい」と考える人もいるかもしれません。   しかしパンクしている車を走行させても問題ないのでしょうか。そこで今回は、パンクした状態で車を走行させることのリスクについて調べてみました。正しい対処法もご紹介しますので、参考にしてください。

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パンクしている車を走行させても大丈夫?

タイヤのパンクに気がついても「くぎが刺さっている状態でまだ空気が抜けていない」「近距離なら大丈夫」などの理由で、家まで帰ってから修理を考える人もいるでしょう。しかしパンク状態で車を走行させることには、以下のようなリスクがあるため注意が必要です。


・道路交通法違反にあたる
・タイヤの修理、交換だけでは済まなくなる場合がある

まず考えておきたいのは、パンク状態での走行は整備不良に該当して、道路交通法違反にあたる可能性がある点です。
 
道路交通法の第62条には「整備不良車両の運転の禁止」について述べられていて、その場合の罰則は3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金となっています。車のパンクに気づいた際は、安全な場所や修理場所までのやむを得ない移動以外の走行は控えるべきだといえます。
 
パンクしたままの走行は、タイヤだけでなくホイールやサスペンションなど、ほかのパーツにもダメージを与える可能性がある点にも注意が必要です。
 
まっすぐ走れずに交通事故を起こしたり、ホイールと路面の摩擦で発火して車両火災を引き起こしたりする可能性もあるでしょう。タイヤの修理や交換だけでは済まない大きなトラブルに発展するリスクもあるため、安易に「走行しても大丈夫」と判断しない方がいいでしょう。
 

車のパンクに気づいた際の対処法