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充電OKの記載がない限りは基本的にお店側に事前確認が必要
お店の電気を無断で使うことは、思わぬトラブルの原因になります。居酒屋のコンセントは基本的にお店の運営者が管理しているもので、電気代を支払うのも当然、お店側です。無断でコンセントを利用して充電をすると、お店の電気を「盗んでいる」と捉えられても仕方がありません。
スマホの充電にかかる電気代は微々たるものだが、最悪の場合「窃盗罪」になる
次にスマホの充電にかかる電気代を計算してみましょう。例えば、スマホを1回フル充電した場合、かかる電気代は本体のバッテリー電力量によって変わります。
iPhone16の場合、アップル社はバッテリー容量を公表していないものの、3561mAhだとの情報が多く存在します。これをもとに、電気代を算出します。
計算式は次のとおりです。
●バッテリー容量(mAh)×定格電圧(V)÷1000=バッテリー電力量(Wh)
●バッテリー電力量(Wh)÷1000×電力量料金単価(円/kWh)=電気代の目安
この計算式に、iPhoneのバッテリー容量と電気料金単価を当てはめます。
●3561mAh×定格電圧3.7V÷1000=13.17Wh
●13.17Wh÷1000×31円/kWh=0.4円
よって、iPhone16を1回、電池切れの状態から100%までに充電するのにかかる電気代は0.4円程度であることが分かりました。
ただ、問題は金額の大小ではありません。コンセントの利用が許可されていないお店で電源を無断利用した場合、注意や電気使用料の請求だけでは済まない事態に陥ることもあります。
最悪のケースでは、10年以下の懲役または50万円以下の罰金が定められている電気窃盗の「窃盗罪」として警察に通報される可能性もあるのです。「少しくらい大丈夫だろう」という考えで無断利用すると大きなトラブルへと発展することがあります。