※ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社 「従業員の退職理由のトップはもはや「給与」ではない」を基に筆者作成
 
1位の理由は同じで、働く場所や柔軟な働きをあげています。2位と3位の理由は順位は逆ですが、給与待遇やワークライフバランスなどです。4位の理由だけ、人間関係と雇用の安定性といった違う理由があげられています。
 

新入社員や若手社員が会社に求めているもの

会社として退職を減らすには、新入社員や若手社員が会社に求めているものを把握することが重要になると考えられます。
 
まず、新入社員や若手社員が会社に求めているものとして、会社としての安定性があげられるようです。社会や経済の動きが激しい現代では、安定した会社に魅力を感じる人もいると考えられます。また、AIの普及により、仕事がなくなってしまうといわれているのも、安定性を求める理由の1つになるようです。
 
また、安定性だけでなく将来性を重視する人もいるでしょう。将来のキャリアやスキルアップなどを重視している場合、企業の将来性があるかは重要になるようです。
 

現代では給与よりも新たなチャレンジができる環境を求めた退職理由が多い傾向にある

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社が実施した調査によると、2024年の退職理由として1位にあげられているのは「新たなチャレンジを求めて」となっていました。給与面に関する理由は2位となっており、現代では給与だけが退職理由ではないと考えられるでしょう。
 
ただし、何を求めて退職するかは人それぞれです。このことから、決して給与面を重視していないわけではありません。今回の調査結果を基に、現代ではどのような退職理由があげられているかを理解しておくとよいでしょう。
 

出典

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社 従業員の退職理由のトップはもはや「給与」ではない
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー