クレジットカードの手数料はどのくらいが一般的? カードのクラスによって差は生じるの?
クレジットカードを利用する際には、さまざまな手数料が発生する可能性があります。年会費や決済手数料などがその例です。これらの金額はカードの種類やクラスによって大きく異なることがあり、それに伴い手数料も変わるのか、気になる方もいるでしょう。   この記事では、クレジットカードの手数料について詳しく解説します。

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利用者が負担する主な手数料

クレジットカードの利用に伴う手数料には、利用者と店舗がそれぞれ負担するものがあります。これらの手数料は、カードの管理やセキュリティ対策などに使われるため、カードの運用に欠かせない重要な要素です。
 
店舗側が負担する手数料はカード会社との契約に基づき支払われ、利用者に転嫁することは原則として禁止されています。一方で、利用者が負担する手数料には、以下のような種類があります。
 

リボ払い・分割払い手数料

一括払いでは手数料が発生しませんが、分割払いやリボ払いでは発生します。リボ払いは毎月の支払い額が一定となる仕組みで、手数料率は年利15%前後が一般的です。分割払いの手数料も同程度の率で、回数や利用残高が増えると手数料も高くなります。
 

キャッシング利用手数料

クレジットカードに付帯するキャッシング機能を利用する際は、借りた金額に利息がかかります。返済方法は1回払いとリボ払いが選べる場合が多く、ATMでの利用時には別途ATM手数料がかかることもあります。
 

再発行手数料

紛失や破損などでカードを再発行する場合、通常1000円程度の手数料がかかります。ただし、カードの種類や状況によって無料となる場合もあります。
 

海外利用時の手数料(マークアップフィー)

海外でクレジットカードを使う場合、「マークアップフィー」と呼ばれる手数料が発生します。これは、国際ブランドが定めた換算レートに加え、カード会社が海外利用のコストを補うために設定する手数料です。
 
一般的に利用金額の2~4%程度が加算されます。頻繁に利用する場合は事前に確認しておくとよいでしょう。クレジットカードを賢く使うためには、自身が負担する手数料を正しく理解し、利用目的に応じたカードを選ぶことが大切です。
 

手数料以外で発生する主な費用